今日のみ言葉(2012年 5月10日)【No.302】
一同はこれを聞くと、口をそろえて、神にむかい声をあげて言った、「天と地と海と、その中のすべてのものとの造りぬしなる主よ。
(使徒4:24)
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使徒行伝4章には、3章で足のきかない男が癒された後のことが書かれています。
ユダヤの指導者たちがペテロとヨハネを脅したのです。
なぜなら、大祭司・律法学者らが十字架に付けて葬り去ったはずのイエスは復活し、その御名によって癒しが起こったと弟子たちが人々に語り出したからです。
しかし、事実に勝るものはありません。
美しの門のそばで座っていた男が目の前で立っている姿を見ては、彼らは何もすることは出来ませんでした。
そこで、この世の権威でもってこう脅しました。
「イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。」
(使徒4:18)
これに対して、ペテロとヨハネは堂々と反論しました。
「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」
(使徒4:19-20)
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二人は弟子たちのもとに帰り、この出来事を報告し、祈りを捧げました。
この祈りに彼らの力の源があります。
「天と地と海と、その中のすべてのものとの造りぬしなる主よ」
という祈りの中には、すべての出来事には神様の御手が延べられているという確信があります。
ですから、あの大祭司も律法学者も神様がお造りになった存在であるという信仰告白なのです。
自分たちにとっては都合が悪そうに見えることも、神のご計画の中にあり、このことを通して神様の素晴らしさがもっと現される、と弟子たちは信じていました。
それゆえに、「あの脅しをやめさせて下さい」とか「もう見つかりませんように」という逃げ出すような祈りではなく、
「主よ、いま、彼らの脅迫に目をとめ、僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。」
(使徒4:29)
と祈ったのです。
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私たちにも同じ神様がそばにいて下さることを信じ、大胆に祈り、歩んでいく一日を送って参りましょう。
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