今日のみ言葉【No.2502】(2021年 4月 1日)「キリスト教イロハ(142)『プロテスタント』」
人の義とされるのは律法の行いによるのではなく、ただキリスト・イエスを信じる信仰によることを認めて、わたしたちもキリスト・イエスを信じたのである。それは、律法の行いによるのではなく、キリストを信じる信仰によって義とされるためである。なぜなら、律法の行いによっては、だれひとり義とされることがないからである。
(ガラテヤ2:16)
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中学校の社会科で「ルターの宗教改革」の授業があります。
私の時代は免罪符(めんざいふ)、現在の子どもたちは贖宥状(しょくゆうじょう)として習いますが、これを乱発し、腐敗していた教会に敢然と立ち上がったルターの勇ましさが印象的でした。
そこでカトリックとプロテスタントに分かれたわけですが、両者の違いにはどのようなものがあり、プロテスタント教会の特徴とは何なのでしょうか?
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プロテスタントは新教徒と呼ばれ、1517年にマルチン・ルターが起こした宗教改革によって、教会から分離した人々を称する語です。
それまでの伝統的教会をカトリック教会と呼び、新しい一派をプロテスタント教会と呼ぶようになりました。
プロテスタントという名称は、旧来のカトリック教会の権威に対抗(プロテスト)するというところから生まれました。
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プロテスタント教会の原理は3つあり、
(1)聖書のみ
(2)信仰のみ
(3)万人祭司
です。
これはカトリック教会の制度を知ると、なるほどと理解できます。
第1に、カトリックは「伝承と聖書」を神の言葉とするのに対して、プロテスタントは「聖書のみ」を神の言葉とします。
第2に、カトリックが「善行と信仰」によって救われると説くのに対し、プロテスタントは「信仰のみ」によって救われ、善行は必ずしも救いの条件とはならないことを明確に示しています。
第3に、カトリックでは聖職者が神と信者をつなぐ役目を負っていると考えるのに対し、プロテスタントではすべての信者が神とつながりを持つと考えます。
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善行は自由に人がしても良いものであって、救いを得るために必要な条件ではありません。
「律法の行いによるのではなく、キリストを信じる信仰によって義とされる」
(ガラテヤ2:16)
とある通りです。
聖書の御言葉のみを神の言葉と信じ、信じるだけで救われるという恵みの中で生かされ、また、その恵みを他者に分け与える人生を送って参りましょう。
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