今日のみ言葉【No.2469】(2021年 2月12日)「復活のイエスと弟子たち(3)」

その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。
(マルコ16:14)

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ご家族の問題に関わってきた経験から感じるのですが、よくあるのは、解決しようと一番動いている人が実は一番引っかき回しているということです。

もしあなたが、

「こんなにやっているのに、皆わかってない。動かない」

と、歯がゆい思いを感じているとしたら、すでに危険なゾーンに入っている可能性大です。

いつの間にか「してやっている」という傲慢な位置にいたと気づいた瞬間に、サッと問題を手放して神にゆだね、「させていただいている」という謙遜な位置に自分を置くことをお勧めします。

心がかたくなになっていて、それすらわかっていないということは人間ならよくあることです。

常に用心していたにもかかわらず、いつの間にか傲慢になっていたなあと気づいた時は、自分を責めずに、スッと降りられるように訓練しましょう。

復活のイエス・キリストはその点を弟子たちに諭されました。

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イエス様は弟子たちの

「不信仰と、心のかたくななこと」
(マルコ16:14)

をお責めになりました。

不信仰とは、神に従おうとする意志を持たないところから起こります。

それは、しばしば、牧師に質問する態度に見られます。

たとえば

「先生、復活って本当にあったのでしょうか?」

という問いを牧師に投げかけたとします。

ところが、その答如何にかかわらず、最初から信じようとしない態度で質問してくる人はいるものです。

不信仰な態度とはそういうものであり、どんなに丁寧にお答えしても、その人の意志は変わりません。

心がかたくなになっているのです。

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では、心をかたくなにしない態度とはどういうものでしょうか。

それは、復活などありえないと決めてかかるのではなく、また、安易にわかったつもりになっていることでもありません。

復活という事実は人間の頭で理解できないほうが自然なのです。

神のこと、自分の罪と救いのことを真剣に考え、心のギアをニュートラル(中立)にしておくと、やがて神が定めた最善の時に復活の真理を理解させていただけるのです。

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先程の家族の問題の場合、「なおそう」という気持ちが、いつの間にか「なおさずにはおくものか」という気持ちに固まっているのです。

人間には自分で自分の心を癒やす自己再生能力があります。

一生懸命解決を図る人から「これが最善なのだ」と答を押し付けられると、この能力は発揮されません。

私はカウンセリングの際、常にそのことを心のどこかに置いてお話を聞かせてもらいます。

私がなおすのではなく、相手が自分で心を癒やすプロセスのお手伝いさせていただくという感覚です。

私はただ話を聞き、一緒に悩み、袋小路に入って身動きが取れない感覚を共に味わいます。

そうすると、こんなことが起こるようになります。

人は絶望を語り切ると、希望を語りだします。

そして、人は自分が語る希望によって癒やされます。

私は毎回そのようにして神のみわざを賛美しています。

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柔軟な心で今日を過ごさせていただき、神のみわざを拝する一日となることを期待して参りましょう。

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