今日のみ言葉【No.1596】(2017年 8月28日)「 あなたのゴセンの地」

わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下るのを恐れてはならない。わたしはあそこであなたを大いなる国民にする。
(創世記46:3)

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コクヨという文具会社には自社製品を実際に社員がこう使っているという「ライブオフィス」なるショールームがあります。

長年取り組んだ成果から言える仕事場の理想形は「すし屋のカウンター」だそうです。

「寿司ネタや道具などが整然と置かれ、職人の所作にムダがない。これがコクヨ式の目指す“究極形”となる」
(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO11591250S7A110C1000000 より)

私たちが聖書を読み、祈り、神との霊的交流をする時間にも特定の場所が必要です。

ヤコブをはじめとする初期のイスラエルにとって、それは意外にもエジプトの地ゴセンでした。

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アブラハムにとってエジプトに下ることは誤りでした。

神との関係を強くするために、彼は約束されたカナンの地にとどまることが必要だったのです。

一方、今日の聖句で示されているヤコブに対する神の御心は逆で、エジプトに下ることが神の御心です。

神はエジプトにゴセンの地というエジプト文化から隔離された土地を用意しておられたのです。

ゴセンにはエジプトの王パロ専用の牧場があり、羊飼いをするイスラエルにとっては最上の草が得られる恵まれた土地です。

しかも、エジプト人は羊飼いを自分たちより身分の低い者とみなしていましたから、積極的に交際することはありません。

つまり、ゴセンの地とはエジプトの宗教や異なった価値観に影響されることなく、純粋に自分たちの信仰を強められる最善の土地だったのです。

神との関係を強くするためには、初期の段階で「世と離れた場所」が必要です。

それはその人によって状況が異なりますが、その人ならではの場所というものがあるのです。

神との関係が強められるなら、そこがあなたのカナンでありゴセンなのです。

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現代は教会のメッセージを様々な方法で受け取ることが出来る時代です。

かつては朝早く、夜遅くに流れるラジオ放送に耳を傾けるしかありませんでした。

カセットテープが出てからはそれが一変し、いつでも聞くことが出来るようになりました。

さらに性能の良いCDやMD、そしてWalkmanやiPodで携帯性に優れるようになり、ついにはスマホでそれら全部をカバーできるようになり、しかも音声だけでなく動画でメッセージを視聴できる時代となりました。

必要なのは、あなたに合ったIT機器と、この世から離れた場所です。

車に乗った瞬間にCDからメッセージが流れるようにしているT兄にとって、車で移動している時間が神と共なる時間です。

子育てのすきま時間に、スマホからインターネットでメッセージを聞くS姉にとって、自分のアパートの一室が神のゴセンの地です。

枕元にラジカセを置いて、寝る前にカセットを聞くK姉にとって、寝室が神と共なる部屋です。

アブラハムにはアブラハムの、ヤコブにはヤコブの場所があったように、私たちも私たちに与えられた最善の場所があることを覚えておきましょう。

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あなたならではのゴセンの地を見出す一日として参りましょう。

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