今日のみ言葉【No.2456】(2021年 1月27日)「恵みをいただく」

望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい。
(ローマ12:12)

——————

月曜日が振替休日となって、金・土・日の3連休となる時がありますが、実際に働いている人からは、

「3連休よりも、真ん中の水曜日を休みにしてもらったほうがありがたい」

という声を聞きます。

なるほど、「水曜は休みだ」と思うと月・火の2日間は頑張りやすいですし、木・金の後の土曜日にまた休めるとなると気が楽です。

私たちは休みという祝福があるので働いていけるのでしょう。

-*-*-*-*-*-*-

ローマ人への手紙は、11章までで神が人を救うためにキリストを遣わしたことを理論的に説明しています。

12章からはその神の恵みに具体的にどう応答すべきか、生活の実践的面が語られています。

今日の聖句はそのひとつです。

「望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい」
(ローマ12:12)

神の恵みという前提がなければ、この一句は

「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」

「苦労は買ってでもしろ」

という人生教訓と何ら変わらなくなり、結局のところ、苦労に耐え、試練に打ち勝つパワーを持てというガンバリズムに終わる危険性があります。

クリスチャンにはまず神の恵みがあり、私たちはその応答として神の愛を生活の中で実現しようとします。

その際、様々な障害を乗り越えなければなりませんが、その過程でも恵みを味わい、さらに、自分でも想像できなかった神の大きな計画に参加していることを見るのです。

-*-*-*-*-*-*-

京都のMKタクシーは業界に革命的転換をもたらした会社として有名です。

会長の弟さんの青木氏はクリスチャンで、住宅を保証したり、一流デザイナーによる制服を配布したりして、運転手の待遇の改善に努めました。

特にその当時、お客様へのサービスという概念がなかった運転手たちに教育し、徹底させました。

当然業績は上がりますが、味わったのは客を取られた同業他社からの妨害です。

一時は倒産寸前となり、青木氏は祈りました。

「神様、こんなに良いサービスをしているのに、あなたは会社を潰されるのですか」

すると、市民の支持とマスコミにその状況が取り上げられたことにより、MKタクシーのサービスは広く知られるようになり、逆に会社は発展していきました。

大事なのはこの後です。

良いことをし、患難に耐えて祈っていると神様が助けて下さるということはもちろんですが、神は日本のタクシー業界全体に

「人にお仕えする」

というサービスの概念をもたらされたのです。

昔は愛想の悪い運転手がいたものですが、今は皆無です。

MKタクシーの出来事から始まり、タクシー業界にはサービスの徹底がもたらされたのです。

神は青木氏の祈りを通し、彼の会社を救うだけでなく、実は日本全体に祝福をもたらそうとして、もっと大きな御計画を持っておられ、MKタクシーはそのために用いられたと言えるのです。

-*-*-*-*-*-*-

まず神の恵みを見出し、それを感謝していただきましょう。

そこから

「望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい」
(ローマ12:12)

という生活が実践できるようになります。

あなたの今日の決心が神に用いられ、大きな祝福をもたらすようになることを信じて参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org