今日のみ言葉(2012年 3月29日)【No.273】
イエスに言った、「何の権威によってこれらの事をするのですか。そうする権威をあなたに与えたのはだれですか、わたしたちに言ってください」。
(ルカ20:2)
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今日の聖句は、祭司長や律法学者たちがイエス様を攻撃した所です。
彼らは「権威」ということを強調しましたが、それは現代的に言えば、
「○○大学卒の学歴もなく、××教授の弟子でもなく、我流でやっているあなたに人を教える資格はない」
というようなことです。
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神学校や聖書クラスで勉強することは大事なことです。
イエス様は学歴や勉強を否定しているわけではありません。
祭司長・律法学者たちの悪意を見破ったイエス様は、この後、彼らの欠けている点を突かれました。
それは、
神の権威は神に従うことによって分かる
ということです。
バプテスマのヨハネを認めていなかった彼らにとって、これは痛切なところでした。
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神の権威が分からないまでも、それに従ったので分かったという人がペテロです。
かれは、
「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」
と言われたイエス様の言葉に、最初は抵抗しましたが、その後従いました。
すると、
「おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。」
という体験をします。
これで彼は理屈でなく、イエス様の持つ神の権威が分かったのです。
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イエス様が罪を赦す権威をお持ちであることも、信じてみなければ分かりません。
十字架による贖罪というキリスト教理論は頭で分かっても、それを信じて生きてみなければ実際のことは分かりません。
現実の人間は、信じても罪を犯してしまう自分を発見するのです。
そのような自分の弱さに泣いた人だけが赦しの権威を体験します。
「見下げたやつだ」と自分で自分を見捨ててしまいたくなる時、その罪ある私を赦し、決して見捨てることがないキリストの現実を体験するのです。
本当に生きる道はそこから始まります。
か細い一本道ですが、足もとが確かな道を歩み始めることができるのです。
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今日も御言葉に従って生きて参りましょう。
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