今日のみ言葉【No.2800】(2022年 4月28日)「創世記(14)」

主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた。
(創世記3:21)
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「失楽園」と言えば日本では大人の恋愛ドラマのほうが有名ですが、世界的に見れば、17世紀のイギリスの詩人、ジョン・ミルトンによる叙事詩のほうが圧倒的に有名です。
このキリスト教文学の代表作は、創世記3章を題材にしています。
最初の人類は、エデンの園という楽園を失ったのです。
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アダムとエバは善悪を知る木の実を食べました。
これは彼らが神の命令に従わない存在であるという証明になります。
すると、園の中央にあるもう1本の木、つまり命の木の実も食べる可能性大です。
そんなことになってしまったら、彼らは罪を持ったまま永遠に生きることになります。
そこで神は、アダムとエバをエデンの園から追い出しました。
将来、人類の罪を解決し、再び神との関係を結ばせるための準備をなさったのです。
それが「皮の着物」です。
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「主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた」
(創世記3:21)
神が人間を再びその懐に迎え入れるためには、身代わりの犠牲の血が必要であることがここで暗示されています。
皮の着物ができるためには、動物の命を犠牲としなければなりません。
血が流され、命が捧げられ、人の身代わりとなって死ぬ。
これはまさしく、イエス・キリストの十字架の死によって人間の罪が贖われることを予表しています。
救いの福音は、すでにこのところで表されているのです。
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創世記の3章までが終わり、いよいよ次の4章から罪によって堕落した世界の中で人間はどう生きたかが描かれます。
それは私たちとは別世界で起きた出来事ではなく、実は連続して今に至り、現代の私たちと関係していることなのです。
神の愛が初期の人間たちに注がれているとするなら、その同じ愛が私たちにも注がれていることになります。
創世記の記事を通して、その神の愛を確かめていく今日として参りましょう。
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