今日のみ言葉【No.1083】(2015年 7月10日)

あなたがたは急いで出るに及ばない、また、とんで行くにも及ばない。主はあなたがたの前に行き、イスラエルの神はあなたがたのしんがりとなられるからだ。
(イザヤ52:12)

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イザヤ書第52章は、エルサレムへの帰還を決断し、それを果たし、しかし苦難を体験している民への主からの慰めが記されています。

御心を実践する者を対象にして今日の御言葉は語られているのです。

それは「主の守り」が必ずある、ということです。

しかし、まず、「自分の判断で動くな」と語られています。

「あなたがたは急いで出るに及ばない、また、とんで行くにも及ばない。」
(イザヤ52:12)

窮地に追い込まれ、このまま何もしなければジリ貧だ、と見える状況でストレスにさらされると、人は

「何もしないよりも何かやった方が良い」

と考えて行動を起こします。

もちろんそのことによって好結果を得ることがありますし、沈滞した状況を打ち破るのはやはり行動です。

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しかし、神の御心を行っている者は、たとえて言えば、イエス・キリスト株式会社の社員のようなものです。

社長のイエス様は慈愛深い方なので、強制的な業務命令で社員であるあなたを動かそうとせず、自発的に社長の意を汲んで行動することを望んでおられます。

ですから、あなたは「御心ならば絶対にうまく行くはず」と信じて、事を行います。

するとまもなく、壁にぶつかり、足はすくわれ、気がつくと傷ついて倒れているのです。

「こんなはずではなかったのに…」

「御心と信じたのは自分の思いだったのか?」

などと、様々な思いが心の中を渦巻くはずです。

そこで社員であるあなたがなすべきことは、安易な解決法を考えたり、手っ取り早く問題を始末しようとして自己解決しないことです。

会社の社員はまず上司に報告し、自分の裁量では事をなしません。

上の判断で動くのです。

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さて、

「私の行いが間違っていたからこういう結果になったのだ」

というのが典型的人間の答えです。

しかし神はこう語られます。

「あなたがたは急いで出るに及ばない、また、とんで行くにも及ばない。」
(イザヤ52:12)

なぜなら

「主はあなたがたの前に行き、イスラエルの神はあなたがたのしんがりとなられるからだ。」
(イザヤ52:12)

と、神は実はあなたの先頭を行って、道を切り開いてくださっており、また、最後尾に位置し、疲れて予定より遅れているあなたが最後まで歩ききれるように守っていて下さる、と約束しておられるからです。

私たちが、

「うまく行かない」

「失敗した」

「御心を見誤った」

と、さも道に迷ったような感覚にとらわれる時、

「あなたがたの前に行き、…、あなたがたのしんがりとなられる」

神がおられると自分に言い聞かせ、自分から闇雲に走りださないことが肝心です。

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あなたは、イエス・キリスト株式会社の正社員なのです。

愛にあふれる社長の守りの中で今日も働かせていただいているのだ、という自分の位置を確認し、再び今日の一歩を踏み出して参りましょう。

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