今日のみ言葉(2012年 3月26日)【No.270】
声を張りあげて、「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言った。
(ルカ17:13)
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今日の聖句は、10人のらい病人が癒された個所です。
その当時、らい病にかかると一般社会から隔離され、外に出る時は、
「私は汚れた者です」
と言いながら、人々と間隔を開けて歩いていかなければならないおきてがありました。
ですから、彼らがイエス様と出会ったこの時、本来ならば、
「私は汚れた者です」
と言わねばならなかったのです。
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しかし彼らの口から発せられた言葉は、
「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」
でした。
ここに、「すれ違いの出会い」と「本当の出会い」を分けるポイントがあります。
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イエス・キリストの話を伝え聞いても、その出会いが路上でのすれ違い程度で終わる人がいます。
「私は汚れた者です」
という叫びだけで終わってしまう状態にいる人です。
自分の内側を見て絶望に沈み、そのままでいる人です。
しかし、この10人のらい病人は、
「どんなにこの病気に治療の見込みが無くても、イエス様が憐れんで下さったら大丈夫だ、問題は解決する。」
という深い信頼を持っていたのです。
ですから彼らの「私は汚れた者です」は、いつしか「わたしたちをあわれんでください」に変わっていきました。
そこで彼らはイエス様と本当の出会いをしたのです。
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両者に共通していることは、
「自分はダメだ」
ということです。
しかし、
「自分がダメだから、全てダメだ」
でおしまいにしてしまうのか、
「自分はダメだけど、神にはできる」
と、自分以外の存在を認めて生きるかで人生は変わってきます。
「私ってダメだなあ」と認めたら、
「イエスさま、このわたしを今あわれんでください」
一声張り上げてみましょう。
すれ違いで終わる出会いから、目と目を合わせる真の出会いへと変わっていきます。
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赤ちゃんが生まれてすぐ声を発するように、祈りの声をあげて参りましょう。
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