今日のみ言葉【No.2434】(2020年12月19日)「行き止まりにたどり着いたら」

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ところが、わたしたちが受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜わった恵みを悟るためである。
(第1コリント2:12)

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私がアメリカでホームステイさせていただいた家は、いわゆる「デッド・エンド(Dead end)」(行き止まり)の場所にありました。

よその車が入ってきても通り抜けられないので、グルリと回って引き返していきます。

一方向にしか行けないのは不便ではないか、と思ってその家の人に聞くと、

「いや、かえってこの土地の価格は他より高く評価されています。誰でも通る場所ではなく、ご近所の人しか来ないので治安が良いからです」

と誇らしげな返事が返ってきて、なるほどと思わされました。

デッド・エンドの道とはやむを得ず出来上がったものではなく、より高い価値を生じさせる計画があっての道だったのです。

人生においても同じことが言えないでしょうか?

もうこれ以上進めない場所に来たということは、逆にそこに恵みを見出したり、今までの方向が誤っていたことに気づき、生き方の方向転換ができる時なのです。

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人生の行き止まりは、神が造られた最善の場所です。

なぜなら、あなたはそこで立ち止まらざるを得ないからです。

止まれないでそのまま進む運転ほど危険なものはありません。

たとえば、夏と同じつもりで冬の凍った路面を走っていたらどうなるでしょう?

危険を感じてブレーキを踏んだが最後。

タイヤはロックがかかったままスリップし、ハンドルをどう動かしても車はコントロール不能。

どこかにぶつかってようやく止まるというのが予想される結果です。

神は悪を罰するのにそのような手段をお使いになります。

「まことにあなたは彼らをなめらかな所に置き、彼らを滅びに陥らせられる」
(詩篇73:18)

悪がスイスイと進むように見える背後には、神の大いなる御手の働きがあるのです。

ですから、もしかしたら私は滅びの方向に向かっていたのかもしれないと、一瞬でもそちら方面に目を向けることをお勧めします。

そして、

「ああ、私は今、神様から止めていただいたのだ」

と素直に思えるようなら幸いです。

なぜなら、その方向の先には必ず、謙遜と希望と喜びが待っているからです。

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さて、あなたはすでにデッド・エンドの道から脱出する方法を知っておられます。

日常的にやっていることですから簡単です。

行き止まりに来たとわかったら、

(1)入る道を誤ったことを認める。

(2)正しい目標を探す。

(3)方向転換してそちらに進む。

あなたは現実にこのように行うはずです。

人生の行き止まりでも、この(1)〜(3)は同じではないでしょうか?

(1)「自分ではこれが最高だと思っていたが、どうやら違うらしい。この先に行こうとしてもエネルギーを無駄に使うだけだ」と道を間違ったことを認めます。

(2)聖書を通して神の御心を探します。

この時は、聖霊に頼り、祈ります。

「ところが、わたしたちが受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜わった恵みを悟るためである」
(第1コリント2:12)

ここは神の恵みの場であり、神様は正しい方向に導いてくださると信じて祈るのです。

(3)「どうやらこちらのようだ」と自分なりの結論を出し、今まで進んでいた方向からグルリと向きを変えます。

この際、完璧な答えが見つかるまで行動しない、と思っていると、いつまでたっても動けません。

「正解ではないかもしれないが、不正解ではないな」という段階で進む決断をし、行動を始めるのです。

やっている内に不足している部分が見つかったら、そこで補えばよいのですし、修正を繰り返して、より正解に近づけようとするのが現実の人生のあり方だからです。

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どうにも進めないと感じた時は、神の霊によって恵みを悟るべき時です。

今日も一歩々々、神の霊に導かれて参りましょう。

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Posted by maruyama