今日のみ言葉(2011年6月3日)【No.75】
「わたしが天にのぼっても、あなたはそこにおられます。わたしが陰府に床を設けても、
あなたはそこにおられます。」
(詩篇139:8)
——————
今日の聖句は、天に昇るような好調な時も、陰府に床を設けて落ち込んでいるような時も、
神様はそこにおられるということです。
その日の子供の気分や感情にかかわらず、毎日変わらずお弁当を作るお母さんを思い浮か
べてみて下さい。
愛するが故に、やるべきことを淡々と…。
神様もそのようにあなたと共にそばにおられる方です。
-*-*-*-*-*-*-
あなたの機嫌や顔色に振り回されない方がそばにいると、あなたは自立の方向に向かいま
す。
人間は自分の存在価値を自分で認めることができないと、人にそれを求めようとします。
つまり、誰かに励ましてもらいたくなるのです。
「私ってダメよねー」
と言って、
「えー、そんなことないよ。よくやってるよ」
と相手に言ってもらいたいのです。
もちろんこのような会話があっても構いませんし、人に頼ることがあっても良いのです。
しかし、いつも思った通りの答えが返ってくるとは限りません。
「やっと気がついたの?」
「あなたなんかいいじゃない。ダメなのは私の方よ」
「だったら頑張るしかないだろう」
「あんなに教会に行ってるのにまだそんなこと言ってるの?」
…、…
こう言われると、怒りや憎しみの感情が湧いてきたり、もう二度とあの人とは会わない、
などと思うものです。
そして性懲りもなく、自分を受け入れて励ましてくれそうな人を探しに出かけます。
-*-*-*-*-*-*-
やがて、
「やっぱり人の意見に左右されない自分作りだ。自立だ」
と決心します。
でも、このように力強く決心してしまうと、できるものもできなくなります。
「自分はこれで良い」という存在の支えは、変わらずに私を愛する神が共にいて下さるこ
とによってできあがるものだからです。
つまり、
「人の言葉や顔色で右往左往する今のあなた」
「その人を嫌いなままでどうすることもできないあなた」
をそのまま受け入れ、今日もお弁当を作って「いってらっしゃい」と送り出して下さる神
の存在があるからこそ、あなたは支えを得、そこから自立へと向かっていくのです。
-*-*-*-*-*-*-
<< 祈 り >>
「神様、今まで気づかなかったけど、あなたはそばにいらっしゃったんですね。だったら
どうしてあの時助けてくれなかったんだろう、と思いますが、私の成長のために口を出さ
ず、黙っていてくれてたんですね。こうやってあなたに感謝していても、ふてくされて祈
らない時も、変わらずに私と共に生涯いて下さることに感謝します。」
-*-*-*-*-*-*-
どんな時も神は私たちを見捨てず、心に留め、守ってくださいます。神様が今日もそばに
いて下さることを信じて一日を過ごしましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません