今日のみ言葉(2012年 3月9日)【No.259】
そのとき、イエスは目をあげ、弟子たちを見て言われた、「あなたがた貧しい人たちは、さいわいだ。神の国はあなたがたのものである。
(ルカ6:20)
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この当時のユダヤでは、神の祝福はその人の生活の豊かさに現れると考えられていました。
つまり、健康で富んでいれば神から祝福されていて、貧しかったり病気であれば祝福されていない、という考え方です。
ですから、貧しい人というのは神に祝福されない、神から遠い存在、祝福される資格も何もない人々、ということになります。
しかし、神がこの資格のない人たちを救うためにイエス・キリストを遣わされた、というところに福音があります。
それゆえ、
「あなたがた貧しい人たちは、さいわいだ。」
と言われるのです。
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では、
「しかしあなたがた富んでいる人たちは、わざわいだ。慰めを受けてしまっているからである。」
(ルカ6:24)
ということはどういうことなのでしょう?働いてお金を得ることは罪なのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
自分が富んでいると思っている人はイエス様の福音を聞かない、というところに原因があるのです。
富んでいるということは、
「自分は既に持っている」
と思っていることです。
ですから、
「別にもうこれ以上いらない」
と神の恵みを流してしまいます。
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自分の本当の姿を知らされ、自分は神の恵みを受ける資格も何もない、と分かった人が「貧しい人」です。
その私を救うために十字架についてイエス様は犠牲となられた、という福音が届けられ、ただで、信じるだけでその救いが得られるとわかれば、貧しい者はすぐその恵みを手に入れられるのです。
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恵みを受けるに値しない私が恵みを受けられる、という福音の世界を今日も歩んで参りましょう。
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