今日のみ言葉【No.2365】(2020年 9月28日)「キリスト教イロハ(99)『主の祈り(15)』」
また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。
(エペソ6:17)
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「我らを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ」
と祈った後、悪魔の誘惑に打ち勝つために、具体的にどんな行動を取ればよいのでしょう。
聖書は神の言を取れと教えています。
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エペソ6章にある神の武具のほとんどは防御のためのもので、攻撃できるのは
「御霊の剣、すなわち、神の言」
(エペソ6:17)
のみです。
ですから、悪魔に勝つ道は神の言を取ることなのです。
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悪魔は否定的言葉を通して人間をいつの間にか支配します。
ヤコブの手紙に
「もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御することのできる完全な人である」
(ヤコブ3:2)
とあるように、発する言葉によって全身がその通りに制御されます。
たとえばあなたが
「もうダメだ」
と言えば、体も心もその「もうダメだ」を実現しようとして全力で進み出します。
顔はしかめっ面をし、体から力は抜け、気持ちは落ち込んだ気分になるのです。
しかし、あなたが
「まだ大丈夫。やれる」
という前向きな言葉を発すると、体も心もその「大丈夫」を実現しようとして全力で進み出します。
顔はあごを上げて笑顔となり、体には一定の力がみなぎり、気持ちは落ち着きます。
悪魔はこの言葉の力を悪用し、否定的言葉を人間に使わせ、体全体を支配し、事柄を進ませないようにし、人間関係を破壊しようとしているのです。
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このように、悪魔に勝つには言葉に気をつけることです。
私たちは知らず知らずのうちに、否定的、消極的、破壊的表現を使っています。
たとえば、相手に急いでもらいたい時に、
「急がないとダメだよ」
と言い、子供に勉強してほしい時に
「勉強しないとダメだよ」
と言っています。
これは否定的表現なので、肯定的表現に言い換えましょう。
それは、
「○○しないとダメだ」
に代えて、
「○○するとよい」
という方を使うということです。
そうすると、先の例は、
「急ぐといいよ」とか「勉強するといいよ」という言い方になります。
「『ダメだ』という言葉を使っちゃダメなんだ」
となると元の木阿弥になりますから、
「『ダメだ』という言葉を使わないほうが良い」
あるいは、
「『○○するとよい』という言葉を使うとよい」
という言い方をするように自分に癖をつけるのです。
これは「なーんだ、そんなことか」と思うくらい小さいことかもしれませんが、
「また船を見るがよい。船体が非常に大きく、また激しい風に吹きまくられても、ごく小さなかじ一つで、操縦者の思いのままに運転される」
(ヤコブ3:4)
とあるように、あなたという船は舌先から出る言葉という「ごく小さなかじ一つ」で進む方向が大きく変わるのです。
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あなたに命を与える神の言葉を取り、悪魔に打ち勝つ今日として参りましょう。
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