今日のみ言葉【No.1337】(2016年 7月25日) 018「食事に招いたパリサイ人」(3)
わたしたちは、この事を知っている。わたしたちの内の古き人はキリストと共に十字架につけられた。それは、この罪のからだが滅び、わたしたちがもはや、罪の奴隷となることがないためである。
(ローマ6:6)
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コーヒー専門店のマスターに
「どうしたら美味しくてスッキリした味のコーヒーを淹れることができるか」
と質問しました。
次の3つを守ればご家庭のペーパーフィルターでも上質の味を出すことができますという答が以下です。
(1)最初、少量のお湯で20~30秒間、豆を蒸らす時間をとる。
→ ここでコーヒー豆の旨味が抽出されるからです。
(2)挽いたコーヒー豆の位置より上にお湯を入れないようにする。
→ お湯をドッと注がず、少量ずつ、ゆっくり入れます。絶対に急ぎません。これ一番のコツです。
(3)規定の量のコーヒーが出たら、フィルターに残っている分は捨てる。
→ 最後まで出し切ると雑味が出るからです。もったいなくても捨てます。
このような手順を守って、急がず、焦らず、時間をかけて、そして欲張らずに捨てるべきところは捨てて行くと、美味しいスッキリ味のコーヒーが出来あがります。
私たちの心が変わるのにも、神様は同じ手間暇をかけられます。
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罪人の私たちは、自分で自分の心をきよくすることは出来ません。
泥だらけの左手をきれいにするのに、泥だらけの右手で拭っても効果がないのと同じことです。
私たちがきよくされるには、全く罪のない清い方の右手が必要なのです。
次の3つのポイントを確認してみましょう。
(1)自分が罪を持っていることを認める。
「もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。」
(第1ヨハネ1:8)
(2)キリストの十字架は、その罪の赦しのためであったと信じる。
「わたしたちは、この事を知っている。わたしたちの内の古き人はキリストと共に十字架につけられた。それは、この罪のからだが滅び、わたしたちがもはや、罪の奴隷となることがないためである。」
(ローマ6:6)
(3)その赦しをいただくために心を開いて祈る。
「見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう。」
(黙示録3:20)
このプロセスを、先ほどのコーヒーのように、
「手順を守って、急がず、焦らず、時間をかけて、そして欲張らずに捨てるべきところは捨てて行く」
と、私たちの心はキリストによってきよめられ、新しい人生へと歩みだしているのです。
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A姉は支配的な父、その夫にかいがいしく仕える母、そして同居している障がい者の叔母と一緒に生活する娘時代を送りました。
叔母さんは鉄道自殺未遂で障がい者となり、その後、教会へ行き、熱心なクリスチャンとなった方です。
A姉はその叔母さんの影響で、子供時代は教会学校へ行き、周りから「しっかりした娘さんだ」と評判を取るほどでしたが、神を本当に信じるというところまではいかず、洗礼を受けないまま大人となりました。
やがて結婚。ご主人となった男性は公務員で、お二人の堅実な将来は保証されているように見えました。
しかし、息子さんが問題を起こし始めました。
このことをきっかけとし、非の打ち所のないような人生を送ってきたA姉にも、自分の本当の姿が見えてきました。
問題を起こし続ける息子に対し、愛で接し切ることができない自分の限界、ふと漏らす本音で息子がどれほど傷ついてきたか…。
彼女は昔行った教会に戻り、牧師に話を聞いてもらい、イエス様の救いを求め、洗礼を受けられました。
その後、ご主人もお母さんも洗礼を受けられ、A姉は思ってもみなかった祝福の人生をいただきました。
ではその息子さんはどうなったでしょうか?
相変わらず神様から離れています。
彼には彼なりの神様のご計画があるのです。
そしてその息子さんに対処する経験があるおかげで、A姉は多くの悩める方々の相談相手として活躍しておられます。
「手順を守って、急がず、焦らず、時間をかけて、そして欲張らずに捨てるべきところは捨てて行く」
神様が私たちの人生から抽出されるコーヒーは、今、一滴々々、祝福のコーヒーカップに貯えられているのです。
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神様の手順にお従いする今日一日を送って参りましょう。
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