今日のみ言葉【No.2354】(2020年 9月10日)「キリスト教イロハ(95)『主の祈り(11)』」

まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。
(マタイ6:33)

——————

前回は「父」である神は「子」である人間を養うことを学びました。

今回は神の養いを受けるための最短最速の方法です。

-*-*-*-*-*-*-

主の祈りでは最初に神様のことを祈ります。

(1)御名をあがめさせたまえ。
(2)御国を来たらせたまえ。
(3)みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。

その次に人間である自分たちのために祈ります。

(4)我らの日用の糧を今日も与えたまえ。
(5)我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。
(6)我らを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。

主の祈りの順番で示されているように、信仰の原理原則は神を第一とすることです。

神を第一として生きる時、あなたに必要なものは神が備えてくださるのです。

-*-*-*-*-*-*-

「本当にそうか?」

と疑う人は、残念ながらその程度の生き方しかしていないのです。

本気で神を信じる者には、神は本気で備えてくださいます。

「まず神の国と神の義とを求めなさい」
(マタイ6:33)

とイエス様が言われたように生きてみると、実際に

「そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」
(マタイ6:33)

という現実を日常生活のあちこちで実感します。

神の養いを受けるための最短最速の方法は、まず神の国と神の義とを求め、神を第一として生きることなのです。

-*-*-*-*-*-*-

さあ、ここから人生は新しい展開を見せます。

神を第一として生きる時に神の養いは確かにある、と体験すると、食べることの心配はさして必要なくなります。

すると人間は怠けて働くなってしまうのではないでしょうか?

いいえ、むしろ人間は損得を考えないで生きるようになります。

いや、そうは言っても、損得を無視したら放縦自堕落な生活に陥る危険性はないでしょうか?

確かにその可能性は無視できません。

しかし、神を第一とするという方向性をしっかりと保ち、常に神の霊である聖霊の導きを意識して生きる人は、損か得かという計算を越えて、人のためになることをし始めるのです。

これを使命的生き方と言います。

単なる人助けというレベルにとどまらず、その人が人間の本来あるべき姿になるために、益となり助けとなるような生き方をするということです。

ここで言う「あるべき姿」とは、いわゆる「まじめ」「お国のためになる」「社会的に有為な人材」というような言葉で表されるものではありません。

神はその人の命が最高に躍動するための御計画を持っておられます。

神が本来意図しておられた姿にその人がなることができるように、助けていくことが使命的生き方なのです。

-*-*-*-*-*-*-

私はロサンゼルスにいた時に、その両方を目撃しました。

ホームステイ滞在先のご夫妻が、ラスベガスの日本人伝道を始められました。

片道6時間の道のりを1000ccのエンジンの小型車で行くというのです。

私も交代で運転をするということで負担を分かち合うことになりましたが、その振動とエンジンの悲鳴にビクビクしながら行き、無事帰れた時の安心感はひとしおでした。

さて、二度ほどそんな冒険を味わわせていただいたある日、家の前に上品なモスグリーン色の高級車ベンツが駐車していました。

お客様かと思ったらそうではなく、ご主人がニコニコした顔で教えてくれました。

「ラスベガス伝道のためにベンツが献品されたんだよ!」

早速乗ってみると、音は静か。

滑るような乗り心地で、あのガタガタゴトゴトといった振動など全くありません。

話をお聞きすると、捧げた方は

「ラスベガスの日本人の魂の救いのために伝道を始めた人がいる」

と耳にし、限られた条件の中で精一杯働いていることに感動し、神様から示されたのだそうです。

ご主人はその申し出を受けた時、

「あなたにこそ、この車に乗っていただきたい」

と言われたのだそうです。

神を第一とする時、必要なものは添えて与えられるどころか、私たちの思いを遥かに越えて与えられます。

また、捧げた方も同じ生き方をしていたので、伝道の使命に生きるこのご主人がさらにその道を歩めるようにと援助する生き方をなさったのです。

-*-*-*-*-*-*-

神を第一とする生き方をし、神の養いが身近に感じられる今日として参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org