今日のみ言葉【No.2341】(2020年 8月26日)「ダビデの祈り」
わたしをかえりみ、わたしをあわれんでください。わたしはひとりわびしく苦しんでいるのです。
わたしの心の悩みをゆるめ、わたしを苦しみから引き出してください。
わたしの苦しみ悩みをかえりみ、わたしのすべての罪をおゆるしください。
(詩篇26:16-18)
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私は寝る時に30分のタイマーセットをして漫才か音楽を聞きます。
特にドビュッシーの「月の光」を聞く時は曲が終わる前に寝ています。
しかし、そういう時ばかりではなく、眠れぬ夜を過ごすことがあります。
そのような時、ダビデの祈りは私たちの心を慰めます。
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今日の聖句にあるように、ダビデは悩みと苦しみの中にいました。
彼は孤独を感じ、神からもはっきりとソーシャル・ディスタンスを保たれていると感じていました。
「わたしはひとりわびしく苦しんでいるのです」(16節)
彼の心は悩みでがんじがらめに縛られ、ひとときの休息も与えられていません。
「わたしの心の悩みをゆるめ」(17節)
ダビデはこの状況に陥ったことに心当たりがあり、それは自分の罪ゆえだと認識しています。
「わたしのすべての罪をおゆるしください」(18節)
(詩篇26:16-18)
ダビデの偉い所は、これがただの愚痴や弱音の吐出ではなく、神に対して救いと導きを求める声となっていることです。
彼の心の根底には、
「神はこの状況から救い出して下さる力がある」
という深い信頼があります。
それは、順調に進む時もチャレンジを受ける時も神は共にいてくださるという信仰なのです。
つまり、ダビデは
「わたしをかえりみ、わたしをあわれんでください。わたしはひとりわびしく苦しんでいるのです。わたしの心の悩みをゆるめ、わたしを苦しみから引き出してください。わたしの苦しみ悩みをかえりみ、わたしのすべての罪をおゆるしください」
(詩篇26:16-18)
と、ありったけの力を振り絞って神に祈りましたが、これは悲痛な叫びではないということです。
むしろ、
「神は私へ関心を向けるのをやめることはない御方だ。その存在と力と守りを見出すようにと私に求めておられる」
という思いで祈りの声を上げているのです。
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このような信仰を鍛え上げられた人にY姉がいます。
戦後間もなくの話です。
Y姉はクリスチャンでしたが、先祖代々寺の総代を務める家の長男の嫁となりました。
教会に行くことは許してもらえましたが、家族への伝道は禁止され、やむなく祈りだけの日々を送りました。
しかし彼女は粘り強く祈ったのです。
結婚後40年が経ち、病気一つしたことのないご主人が大病を患いました。
幸い健康を取り戻しましたが、これをきっかけにして奥様の信仰の話に耳を傾けるようになりました。
祈りの積み重ねがある時、事は一気に進むようです。
あれほど反対していたご主人が教会に一緒に通うようになり、病気から7年後に洗礼を受けられました。
Y姉にその感想をお聞きしたところ、
「50年の祈りがかなえられただけです」
とさり気なくおっしゃるではありませんか!
私は、神への信頼に固められた祈りの人の強烈な存在感を感じさせられました。
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神はご自分の存在があなたによって見出されることを望んでおられます。
ダビデの祈りのように求めていく者として今日一日を歩んで参りましょう。
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