今日のみ言葉【No.2321】(2020年 7月15日)「キリストにある望み」
あなたがたが神に召されていだいている望みがどんなものであるか、聖徒たちがつぐべき神の国がいかに栄光に富んだものであるか、
(エペソ1:18)
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私のスマホは買ってから4年目で、1日2回の充電が必須なほどバッテリーが弱くなりました。
最近は急に音が鳴ったり、知らない画面が出たりの誤作動を繰り返すので、思い切って新しいのに買い替えました。
結果、快適です。
2日使ってもバッテリーが半分しか減っていないので安心です。
そういう体験をすると、「これいいよ」と人に知らせたくなります。
良いものは分かち合いたいと思う人間の心理です。
パウロはキリストを信じて得られる望みの素晴らしさをエペソの教会の人々に伝えています。
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パウロはまず人々の心の目が明らかにされるように祈っています。
「どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、知恵と啓示との霊をあなたがたに賜わって神を認めさせ」
(エペソ1:17)
そして、
「あなたがたが神に召されていだいている望みがどんなものであるか、…、あなたがたが知るに至るように、と祈っている」
(エペソ1:18、19)
と結んでいます。
神の霊が注がれて初めて私たちはキリストにある望みの素晴らしさがわかるのです。
ですから、誰かに伝道する時は信仰の素晴らしさを語る前に、まずその人のために祈ることが先です。
心の目が明らかにされて神様の方に目が向けられるように祈りを積み重ねることが、時間がかかるようで実は一番の近道なのです。
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その後は、望みの説明ではなく、望みの実体を示すことです。
たとえば、誰かにおいしい桃を食べてもらいたいと思ったら、桃の産地や値段、栄養価の説明をくどくどと並べ立てても始まりません。
何も言わなくてもいいですから、その人の前で
「あー、うまい、うまい」
と言って食べていればいいのです。
そうすると、「ちょっと食べてみたいなあ」という気持ちが相手の中に起きてきます。
そこで、
「どう、ひとつ?」
と言って、桃の一切れを差し出せば良いのです。
相手が受け取って食べてくれればOKです。
桃そのもの、つまり望みの実体が体験され、その美味しさ、良さを味わえれば、人はそれを求め続け出します。
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Sさんは教会の英語教室を通してクリスチャンになられた方です。
ご主人は昔気質の亭主関白タイプで、夫婦とはそういうものかと思って長年暮らしてきたそうです。
しかし、教会に来て何組かのご夫婦を見てくると、お互いがお互いを尊敬し、いたわりあい、支え合っている姿が何気ない動作から感じられたというのです。
警戒心の高いSさんは、何年間かじっと教会員のありのままの姿を見、うわべだけのものでないことを確かめた上で、
「わたしもあのようになりたい」
と言って、受洗の決心を牧師に告げました。
その後、ご主人がやさしくなったかというと、案外そういうものではありません。
しかし、奥様のSさんの険しかった目が柔らかくなり、気品のある優しい雰囲気があふれるようになりました。
それがご家族全体に伝わり、良き影響を与えたことはいうまでもありません。
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キリストにある望みをまずご自分が体験し、味わいましょう。
そして、恵みのお分かちができるように、祈り続けて参りましょう。
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