今日のみ言葉【No.2310】(2020年 7月 2日)「キリスト教イロハ(83)『出エジプト記(1)』」

ここに、ヨセフのことを知らない新しい王が、エジプトに起った。
(出エジプト記1:8)

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聖書全巻通読を達成する秘訣は、「わからなくても読んでいく」ということです。

何がなんだかさっぱりわからない箇所に来たら、そこにとどまらず、とにかく文字を追うだけでもいいですから今日の所を読むのです。

そうすると、ごまかしながら読んでいるようで、気になる人がいらっしゃるかもしれません。

その際は、「わかる時が来たらわからせてもらおう」と神様にゆだねる意識を持つと平安でいられます。

やがて通読が完了する頃になると、聖書全体から細かい部分を見ることができるようになるので、残してきた部分にも光が当てられ、自分なりの答えが出てきます。

もちろん正確な理解を得るためには聖書研究を深めることが必要ですが、一部分でストップするより、まず読み進めて全体を把握したほうが聖書理解のためには良いと思われます。

難しいと言われる旧約聖書でも、最初の創世記と出エジプト記は全部読むことをお勧めします。

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出エジプト記は書名の通り、古代イスラエルの民がエジプトから脱出したことが記されています。

脱出して自由になって終わり、というだけではなく、その過程と後の神のお取り扱いにより、彼らは神の民として変えられていきました。

その歴史は創世記から続いています。

創世記のヨセフの記事に続き、アブラハムの子孫はエジプトに移住し、そこでイスラエル民族として増え広がりました。

ヨセフはエジプトを飢饉から救った功労者なので、イスラエルの民はそこで安心して暮らしていました。

しかし、何百年もたつうちに、王が代わり、ヨセフのことを知らない王となりました。

権力者が変わると、世の中の体制もそれに応じて変わります。

功労者の子孫たちという過去の事実は一切無にされ、また、旧体制側で強くなっていたイスラエルの民は新体制では危険視され、奴隷とさせられてしまいました。

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自分たちはこのまま滅んでしまうのか?

信仰の父アブラハムに約束された祝福の約束は忘れられたのか?

これに対する答えが出エジプト記の中に記されています。

以下、次回に続きます。

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世の中がガラリと変わっても、神の約束は変わりません。

神の言葉に土台を置く生活を続けて参りましょう。

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