今日のみ言葉【No.2309】(2020年 7月 1日)「神につかんでいただく」

貧しい者は常に忘れられるのではない。苦しむ者の望みはとこしえに滅びるのではない。
(詩篇9:18)

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完璧主義の人の心の中には、「小さなミスの見逃しが大事故につながる」という恐怖心があります。

ですから徹底的に調べ上げ、最善最高の選択をしようとするので、大変ポジティブな人に見えます。

何でも高いレベルを達成しようとして良い結果を得られる時もありますが、逆に検討に時間がかかりすぎてチャンスを逸したりすることがあります。

それでクヨクヨしたり、「二度とそのような失敗を繰り返すまい」という反省の名目で自分を責める時間を長々と作り出して堂々巡りしているということが多いのではないでしょうか?

完璧主義者の方は、

「私は神によってさせていただいているのだ」

という思いを常に持っておくとよいでしょう。

そうすると、たとえ不具合やトラブルが起きても、

「これは神様が許可して起こしておられるのだ。神の最善のご計画がある。順調、順調!」

と平安をいただいて進むことができるからです。

神様にやさしくつかんでもらって動かされているという感覚を味わって生きると、御心に従って神にゆだねることがずっと楽になります。

詩篇第9篇はその生き方を勧めています。

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詩篇第9篇は義の審判者である主のさばきがテーマです。

ここには悪をなす者としいたげられる者の2つが出てきます。

主なる神は悪に対してどのような処罰をなさるのでしょうか?

この詩篇では神が直接手を下すというより、彼らは自滅するのだと語っています。

「もろもろの国民は自分の作った穴に陥り、隠し設けた網に自分の足を捕えられる。主はみずからを知らせ、さばきを行われた。悪しき者は自分の手で作ったわなに捕えられる」
(詩篇9:15-16)

一例を挙げれば、イエス様を陥れようとして律法学者パリサイ人らが姦淫の女を連れてきましたが、

「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
(ヨハネ8:7)

との一言で、逆に自分たちの罪が示され、彼らはすごすごと引き下がってしまいました。

まさに仕掛けた罠で自滅してしまったわけです。

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神はそのように悪に報いられるのだから、神が裁きをされるのを待つことが御心であり、私たちの取るべき態度です。

しかし、しいたげられている時は、一刻も早くこの状態から解放されることを望みますし、また、悪しき者が全く変わらずにのうのうと暮らしている姿を見ると腹が立ってしょうがありません。

そのような中にずっと置かれると、自分は神様から忘れらているのではないか、祈りの中で抱いているこの望みは結局かなえられることはないのか、という思いが胸の中を駆け巡ります。

結局のところ、信仰の強さなど持っていないのが自分のありのままの姿なのです。

しかし、がっかりしてはいけません。

それが自分の本体であるからこそ、

「貧しい者は常に忘れられるのではない。苦しむ者の望みはとこしえに滅びるのではない」
(詩篇9:18)

と、主は励ましてくださるのです。

そうやって、自分でたたき上げた信仰ではなく、神が起こして下さった信仰によって私たちは生きるのです。

自分に望みを置かず、神に望みを置くこと。

神につかんでいただき、そこで生かされること。

この信仰スタイルで生きる時、私たちは苦難の中もたゆみなく歩み続けることができるのです。

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御言葉に頼りつつ、今日の歩みを続けて参りましょう。

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