今日のみ言葉【No.2293】(2020年 6月12日)「律法学者とやもめ(3)」
イエスは、さいせん箱にむかってすわり、群衆がその箱に金を投げ入れる様子を見ておられた。
(マルコ12:41)
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5歳の男の子がお母さんと一緒に教会学校に行くところです。
お母さんは
「この100円は献金。こっちの100円は帰る時のおやつ代よ」
と言って彼の手に100円玉2枚を握らせました。
男の子は嬉しくなって駆け出しました。
と、何かにつまづいて転んだ拍子に、手の中の100円玉が1枚、コロコロと転がって側溝の中に落ちてしまいました。
彼は叫びました。
「ママー!僕の献金無くなったちゃったー!」
ここまで読んだ皆さんの中には
「あれ?もう1枚まだ手の中にあるのでは?」
と思った人もいるのではないでしょうか。
人間は絶対に自分が損しないように考えるものなのです。
神はこの人間の心の中の思いを見られます。
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神を礼拝するのに最も重要なのは魂の部分です。
それは献金によってわかります。
イエス様が
「さいせん箱にむかってすわり、群衆がその箱に金を投げ入れる様子を見ておられた」
(マルコ12:41)
となさっていたのは、献金の仕方を通して人々の心を見ておられたということです。
今日の聖句の場所は神殿内の婦人の庭ですが、そこには、13個の「さいせん箱」(献金用の壺)が壁に沿って配置されていました。
献金の硬貨を入れやすいようにラッパ型の金属の受け口となっているので、お金を入れると音が出ます。
たくさんお金を入れると、その分、騒々しい音が鳴り響きますから、人々は
「あの人はたくさん献金しているのだから神に祝福された信仰厚い人だ」
と思います。
また、そう思わせるようにわざわざ音を立てて献金する人もいたようです。
しかし、そのような思いを内に持って礼拝することに一体何の意味があるのでしょうか。
献金は神への献身のしるしであり、感謝の表現であり、信仰の実践です。
そこに金持と貧しいやもめの違いがあり、それをイエス様は見ておられたのです。
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イエス様は私たちの心を見ておられる御方です。
自分の内側に神の前で恥ずべきことがあれば、すぐにその罪を告白し、赦しをいただき、神との関係を修正していきましょう。
そこに平安の道があります。
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