今日のみ言葉【No.2284】(2020年 6月 2日)「ダビデの子か(5)」

ダビデ自身が聖霊に感じて言った、『主はわが主に仰せになった、あなたの敵をあなたの足もとに置くときまでは、わたしの右に座していなさい』。
(マルコ12:36)

——————

イエス様と律法学者たちとの最後の議論が今回で終わります。

超難解に思えるダビデの預言は、「キリストは神である」という鍵ひとつで難なく開けられるのを見ます。

-*-*-*-*-*-*-

さて、ダビデ家の家系から救い主が生まれるはずなのですが、そのダビデ自身が聖霊に感動して預言したのが詩篇110篇1節です。

「主はわが主に言われる、『わたしがあなたのもろもろの敵をあなたの足台とするまで、わたしの右に座せよ』と」
(詩篇110:1)

ここは原語のヘブル語を見なければわかりません。

「主はわが主に言われる」は「主(ヤハウェ)はわが主(アドナイ)に言われる」となっています。

ヤハウェとは父なる神のことで、アドナイはキリストです。

従って、「父なる神はキリストに言われる」

となります。

そうなると、新約聖書を知る私たちは、次の

「わたしがあなたのもろもろの敵をあなたの足台とするまで、わたしの右に座せよ」

というのが、

「十字架のみわざを成し遂げられたキリストが復活の後に昇天し、天の父なる神の右に座しておられるのだな」

とわかります。

これは私たちがキリストを神と受け入れているからです。

-*-*-*-*-*-*-

ところが、律法学者たちの考えは、救い主メシアはあくまで「ダビデの子孫」という枠から離れられないので、キリストの神性を否定し、人間としてしか受け入れられません。

ですから、イエス様の

「どうしてキリストをダビデの子だと言うのか」
(マルコ12:35)

という質問に答えられなかったのです。

確かにイエス様はダビデの家系に生まれ、預言を成就されました。

しかし、人間の考えでの「ダビデの子」にはあてはまらず、肉の家系を越えた神の子なのです。

-*-*-*-*-*-*-

ここはイエス様の実力をはっきりと示した箇所です。

すなわち、天の御国を実際に知っておられるからこそ、聖書の背後にある事実を正しくとらえ、人々に伝えることができるのです。

そして、この御方の言葉が記された聖書だからこそ、人生の確かな指針となり、その言葉に信頼して確かな歩みをすることができるのです。

-*-*-*-*-*-*-

スタートからゴールまでの全てを知っておられる方と共に、今日もしっかり歩んで参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org
■Youtubeチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org