今日のみ言葉【No.2278】(2020年 5月26日)「ダビデの子か(3)」

あなたが日が満ちて、先祖たちと共に眠る時、わたしはあなたの身から出る子を、あなたのあとに立てて、その王国を堅くするであろう。
(サムエル記下7:12)

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ミッキーマウスを知らない子供はいませんが、ミッキーという名前が聖書に出てくる天使長のひとり、ミカエル(Michael)から来ていることは知らないでしょう。

ミッキー(Mickey)は、マイクやミックと同じように、マイケル(Michael)という名前の愛称です。

さて、デビッド(David)というよく聞く名前も聖書由来です。

聖書ではダビデです。

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イエス様の質問である

「どうしてキリストをダビデの子だと言うのか」
(マルコ12:35)

に答えるには、ダビデが誰なのかは知っているという前提があります。

ダビデはキリスト誕生の約1000年前に活躍したイスラエルの王です。

世間的な言い方をしますが、彼は間違いなく今で言うイケメンでした。

ダビデが祭司サムエルに見出され、次の王として神の選びが宣言された時、その姿は美しかったと書かれてあります。

「そこで人をやって彼をつれてきた。彼は血色のよい、目のきれいな、姿の美しい人であった。主は言われた、『立ってこれに油をそそげ。これがその人である』」
(サムエル記上16:12)

外見だけでなく、彼の心も美しく、ダビデに嫉妬したサウル王の執拗な追跡にひるむことなく、むしろサウルを「神に油注がれて選ばれた人」として対応したその高貴な行いは人々の感動を呼びました。

それに加えて戦いに強いというところからも人心が集まり、彼はサウルの次にイスラエルの王となりました。

ダビデを王としていただいた時代が、イスラエルにとって国が最高に栄えた黄金期です。

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さて、ダビデに関して聖書的に最も重大な事案は、神が彼と契約を結ばれたことです。

これはダビデ契約と言われ、旧約の3大契約のひとつです。

「あなたが日が満ちて、先祖たちと共に眠る時、わたしはあなたの身から出る子を、あなたのあとに立てて、その王国を堅くするであろう」
(サムエル記下7:12)

創世記において、「女のすえ」、つまり人類の中から救い主が誕生する、とエデンの園追放の時から神は約束されました。

それはアブラハムの子孫からであり、さらにその中のユダ族から救い主が誕生するというヤコブの預言がなされています。

ダビデはそのユダ族出身です。

ダビデ契約は、ダビデの家は永遠に続き、その家系から救い主が生まれるという約束です。

したがって、キリスト(救い主)は「ダビデの子」となるわけです。

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新約聖書を正しく理解するには、旧約聖書の知識が必要です。

旧新約合わせて神の言葉であるという信仰に立ち、神の正しいメッセージを汲み出す者とさせていただきましょう。

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