今日のみ言葉【No.2241】(2020年 4月 8日)「死の恐れからの解放」

2020年4月8日

それは、死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つためである。
(ヘブル2:14-15)

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私の小学生時代、放課後すぐ、

「ああ、早く家に帰ってテレビ見なきゃ~」

と言って急いで帰った友達がいました。

ビデオもなかったその時代、見たい番組があったら必ずその時間、テレビの前にいなければならなかったのです。

私は

「テレビって見なければならないものか?見るも見ないも自由なのではないか?あれじゃあテレビの奴隷だな」

と思ったことを覚えています。

私たちは自分の好きなことをやっているように思っていますが、案外、自分がそれに縛られ、奴隷に似た状態にあることを知りません。

聖書は、人間は悪魔によって死の力に縛られた奴隷であると言っています。

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奴隷は主人の所有物であり、自由を認められず、主人の命令通りに動かなければなりません。

死の恐怖で思いも行動も縛られ、不自由さを味わいながら生きている人々が、今日の聖句では「奴隷」と表現されています。

中国の武漢で発生したコロナウイルスによって死の恐怖にさらされている現在の私たちは、まさにこの奴隷のように右や左に自分の意志とは関係なく動かされ、あるいは逆に絶対に動かないようにと自由を制限されて生きているのではないでしょうか。

イエス・キリストが肉体を持ってこの世に来られ、十字架につかれたのは、

「死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つため」
(ヘブル2:15)

だと聖書は語ります。

キリストの十字架の死が自分の罪の身代わりであったと信じる者には、永遠の命が与えられ、肉体の死の後に天国があると約束されています。

永遠の命を持つ者には、死は何の力もないのです。

クリスチャンはその信仰によって必要以上に死を恐れることなく、そこから解放されて自由になり、平安を持って生きることができるのです。

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そうは言っても、いざ死を目の前に見せられると、私たちは恐れを感じます。

A子さんは医師からガンを告知され、放射線療法を提案されました。

イエス様を信じているとはいえ、心は不安でいっぱいになります。

経験豊かなお医者さんは彼女にこう言いました。

「これからある程度の期間、何回かの治療が続きますが、ガンと付き合う気持ちで行きましょう」

そう言われ、

「そうか、付き合っていけばいいんだ」

と、少し心の重荷が外せました。

私たちには神様から与えられた地上の生涯という期間があるのです。

それは「期間限定」というものであり、肉体の死を持って終了するまでの間、様々な問題と付き合いながら、そこで神の栄光を現すように生きるのです。

そして、地上の生涯を歩んでいる最中に目標とすべきゴールは永遠の天国です。

死の向こう側にある栄光の天の御国を信じて生きる時、神の霊の助けがあることを感じ、また、信仰の友の祈りによって支えられながら、平安を持って進む人生があるのです。

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イエス・キリストを救い主と信じる者は、死の縛りから解放されています。

恐れから解放された自由の中を歩む一日々々として参りましょう。

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