今日のみ言葉【No.2099】(2019年 9月18日)「神様のストレスマネジメント」
主はわたしの光、わたしの救だ、わたしはだれを恐れよう。主はわたしの命のとりでだ。わたしはだれをおじ恐れよう。
(詩篇27:1)
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ストレスと上手に付き合うことを「ストレスマネジメント」と言いますが、これを勉強すると人間には2つの防衛ラインが事前に備えられていることを知ります。
一つ目は身体の「ホメオスタシス(生体恒常性)」で、ストレスを受けて体調が崩れたり心が不安定になっても、たいていは休んでいる内に健康な状態に戻ります。
神様は自動的に回復するように人間を造られた際にプログラムされたようです。
二つ目は「防衛機制」で、無意識に私たちが行っている心の操作です。
たとえば、お寿司を食べたいけどお金がないのでラーメンで済ますことを「代償」と言います。
また、勉強は不得手なのでスポーツで頑張る等の「補償」といったものです。
ここまでは人間が意識しないところで神様が備えてくださった「命のとりで」です。
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ここから先が人間の領域で、自分の努力でストレスから身を守るための方策がこれも2つあります。
一つ目は、欲求不満耐性を高めることです。
簡単に言えば、ストレスの中でなんとかやりくりして耐え抜くことです。
たとえば、嫌だけどグッと我慢して状況が好転するまで待つとか、逆にスッパリあきらめるとか、人や物に当たらない、誰かに話をして自分の気持を打ち明ける等のことです。
二つ目は、苦しみに前向きに対処することです。
この時のポイントは、一気にゴールを目指さないことです。
早く楽になりたい気持はわかります。
しかし、前向きになったからといってすぐ問題が解決したり、ストレスから解放されるわけではありません。
自分の現在位置からゴールまで、なるべく小刻みに、登りやすい階段を作るイメージを描いて下さい。
つまり、「これなら無理しないでできることだ」という程度の小さい目標を作り、どうすればできるかと考え、挑戦し、「ヤッター!」という成功体験を積み重ねるのです。
そうすると、自分が確実に前に進んでいるという実感が湧いてきて、ストレスの中を進んでいくことができます。
これが今のところ人間ができる2つの方策です。
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さて、もう一つ、最終兵器があります。
それはストレスに立ち向かうことではなく、「隠れる」ことです。
「それは主が悩みの日に、その仮屋のうちにわたしを潜ませ、その幕屋の奥にわたしを隠し、岩の上にわたしを高く置かれるからである」
(詩篇27:5)
ストレスマネジメントの最終形はここです。
人にはそれぞれ限界があるからです。
どんなに上手にストレスをあしらっても、強度のストレスに長期間さらされ続けていけば、へこんでもまた元に戻る力は弱くなり、最後には伸び切った輪ゴムのようにヘニャヘニャになります。
耐える力を高めても、考え方を前向きにして対処しても、限界というものはあるのですから、そこまで頑張る前に
「自分をホッとさせてあげる」
ことが必要です。
それが「隠れる」ということです。
ダビデはこの隠れ場を持っていたので安全でした。
「あなたはわたしの隠れ場であって、わたしを守って悩みを免れさせ、救をもってわたしを囲まれる」
(詩篇32:7)
神を隠れ場とし、ストレスの一切から離れ、神と憩いの時を過ごすのです。
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この「命のとりで」の中に潜み、誰の目からも遠ざけられ、ただ神と共に過ごすこと。
これ以上のストレスマネジメントはありません。
常にこの場に立ち返り、わしのように翼をはって、のぼる生活を送って参りましょう。
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