今日のみ言葉【No.884】(2014年 9月 8日)
神よ、わたしの祈をきき、わが口の言葉に耳を傾けてください。
(詩篇54:2)
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詩篇第54篇の前書きに
「ジフびとがサウルにきて、『ダビデはわれらのうちに隠れている』と言った時によんだもの」
とあります。サムエル記上23:19-20がその個所です。
逃亡中のダビデを助ける者ばかりがいたのではありません。
彼の居場所を敵側のサウル王に密告するジフびとなるものがいたのです。
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そもそもなぜダビデはサウル王から逃げる羽目になったのでしょう。
神は傲慢になったサウル王を捨て、新たな王となるべき人物としてダビデを選び、祭司サムエルは彼に油を注ぎました。
するとサウル王は嫉妬のゆえにダビデを無き者にしようと執拗に命をつけ狙い始めます。
もともと王となる野心など持っていなかったダビデは、彼と戦わないで逃げることを選びました。
サウル王とて同じく神に油注がれて選ばれた神の人。
その神の人を手にかけてはならない、というのがダビデの逃亡の理由でした。
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このような立派で高貴な考えをもち、敵意が無いことを示しても、相手側が自分の考えを変えず、攻撃の手を緩めないという事は現実にあるものです。
こちらの誠意が通じず、相手の理解が得られない状態が続くのです。
ダビデの場合も事態はますます悪くなり、
「サウルは山のこちら側を行き、ダビデとその従者たちとは山のむこう側を行った。」
(サムエル記上23:26)
と、山を挟んでサウル側の部隊に追い詰められるギリギリの局面を迎えます。
ところがここで
「ペリシテびとが国を侵しています。急いできてください」
(サムエル記上23:27)
という一報が入り、急遽サウル王たちは引き返すことになりました。
ダビデは助かったのです。
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これは
「神よ、わたしの祈をきき、わが口の言葉に耳を傾けてください。」
(詩篇54:2)
という祈りが聞かれたからでしょうか?
その通りだと思います。
ではダビデはこの時だけ祈ったのでしょうか?
その考えは非現実的です。
「サウルは山のこちら側を行き、ダビデとその従者たちとは山のむこう側を行った。」
(サムエル記上23:26)
という緊急事態に追い詰められる以前に、彼は何度も何度も救われることを祈ったに違いありません。
しかしその時の祈りは聞かれなかったのです。
祈りにはそれが成就する神の時があるのです。
私たちはその時まで祈り続けなければなりません。
神の御心は必ず成ります。
それが私たちが祈りを続けられる原動力となるのです。
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神は人間の自己中心な願いはお聞き届けにはなりませんが、御心は必ず果たされます。
神の御心は必ずなることを信じ、今日も祈り続けましょう。
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