今日のみ言葉(2011年7月15日)【No.117】
「あなたの神、主なるわたしはあなたの右の手をとってあなたに言う、『恐れてはならな
い、わたしはあなたを助ける。』」
(イザヤ41:13)
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自転車に乗れる人は誰でも最初からそうできたわけではありません。
倒れないように自転車を支えて練習に協力してくれた人がいたのです。
親や友人が、「大丈夫、必ず乗れるから」と何回も転ぶあなたを励まし、つきあってくれ
たお陰であきらめずに練習を続けられたのです。
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神はあなたの中にある可能性を現実のものとするために、あなたの右の手をとって引っ張
り出す時があります。
しかしあなたにとってそれは恐ろしいことでもあるのです。
なぜなら、今乗っている三輪車ならしっかり安定しているのに、二輪の自転車は必ず倒れ
ることを知っているからです。
それなら何も転んで怪我をする必要もない。今のこの三輪車をキーコキーコとこいで遊ん
でいればよい、と思うかもしれません。
しかし神は愛のお方ゆえに、あなたをそのままでおらせようとはしません。もっと素晴ら
しくさせ、もっと成長させたいという強烈な願いを持っていらっしゃいます。
そしてこう語られるのです。
「恐れてはならない、わたしはあなたを助ける。」
神と共に歩む人生は、自転車の練習をする時のように転んで膝をすりむくような時が必ず
あります。痛みやつらさを経験します。
しかし、それらを補って余りある人生が備えられ、外へ広がる人生へと導いて行かれるの
です。
そのために神はあなたを助けられます。
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対人恐怖症のセールスマンの方が教会に来られました。
彼は、自分はこの仕事には向かない、しかしやめることもできない、何とかしたいがどう
することもできない、という悩みを持っておられました。
とにかく人が恐いのです。
仕事なので仕方なしに一軒一軒訪問するのですが、「ピンポン」と鳴るドアのチャイムを
押すたびに、「留守でありますように。誰もいませんように。」と祈るというのです。
彼は教会に来て、聖書を学び、進んで助け手となって下さる愛の神様を信じました。
それ以来、彼の訪問の仕方は変わりました。
チャイムを押すことをためらっていた昔から、「このお宅に祝福があるように」という思
いを込めて「ピンポン」と押すようになりました。
そしてドアが開けられると、
「イエス様、どうぞお先にお入り下さい」
と、いつも主イエスが先に入って助けて下さる、というイメージを描いて自分が後から入
るようにしたのです。
彼の態度や雰囲気が一変したのはいうまでもありません。
神の助けがその後の彼の人生を大きく開いていったのです。
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神の助けがある人生は、恐れずに進んでいける人生です。
今日も主の助けがあることを信じ、恐れながらも一歩踏み出し、恐れから解放されて生き
る人生の素晴らしさを味わって参りましょう。
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