今日のみ言葉【No.2168】(2019年12月13日)「エルサレム入り(1)」

2019年12月13日

まだだれも乗ったことのないろばの子が、つないであるのを見るであろう。
(マルコ11:2)

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小学生の頃、ネス湖にはネッシーがいるとか、妖精と一緒に撮った写真がこれだとか夢あふれるお話がたくさんありました。

やがて数十年が経ち、その関係者から「あれは子供のおもちゃを撮影したものです」「妖精は絵本の切り抜きです」と真実が告げられました。

今日の聖書箇所から「イエス様は子ろばのような無力な私をも用いて下さる」と考えがちですが、実はそのメッセージはここからはくみ取れないという意味であなたの夢を壊すことになるかもしれません。

しかし、神の真実は私たちが抱く夢よりももっと豊かで壮大なものだということを知っておきましょう。

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イエス様が十字架につく日がいよいよ近くなってきました。

それは同時に御自分が旧約聖書に預言されていた救い主(メシア)であることを公にイスラエルの民の前に示すことでもあります。

メシアは必ず都エルサレムに入らなければなりません。

イエス様はゼカリヤの預言をここにおいて成就しようとされたのです。

「エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る」
(ゼカリヤ9:9)

メシアがもたらすものは、救いと平和です。

その方法が続く10節に記されています。

「わたしはエフライムから戦車を断ち、エルサレムから軍馬を断つ。また、いくさ弓も断たれる。彼は国々の民に平和を告げ、その政治は海から海に及び、大川から地の果にまで及ぶ」
(ゼカリヤ9:10)

戦車、軍馬、いくさ弓で表される軍事力によってではなく、ろばの子に乗る平和の君によって世界に救いと平和がもたらされるということです。

それがイエス・キリストなのです。

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ただし、9節は初臨で10節は再臨の預言ですから、この2つの節の間にはすでに2000年という年月が置かれています。

キリストの救いと平和は一挙には実現されず、未完成から完成へ向かって進む時代に私たちは今生かされています。

つまり、戦争と争いと、その間の平和の時期と、さらに次の戦争へということが次々と起こるのを何かおかしなことが起こっているかのように考えてはいけないということです。

争いが起きたとしても、それは現実にあることだと受け止めなければなりません。

アフガニスタンで灌漑事業を行い、緑地を取り戻す働きをなしたクリスチャン医師の中村哲さんが銃撃され、亡くなられましたが、たとえ善行をしていてもそのようなことは起きるのだと達観しなければならないのです。

しかし、そこで神の御心が果たされるようにと努力して生きること。

それがろばの子を連れてきた弟子たちの生き方であり、私たちのなすべき生き方でもあります。

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今はわからなくても、神の言葉に従い、御心を果たす生き方を今日も続けて参りましょう。

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