今日のみ言葉【No.2162】(2019年12月 6日)「盲人バルテマイ(5)」

2019年12月6日

イエスは彼にむかって言われた、「わたしに何をしてほしいのか」。その盲人は言った、「先生、見えるようになることです」。
(マルコ10:51)

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「海のような髪にしたいの」

と言った人がいます。

美容学校のヘアカウンセリングの演習で、お客様役の学生が自分の願望を語ったのです。

美容師役の学生は、一旦

「そうですか、海のような髪にしたいんですね」

と受け止めた後、

「お客様がお持ちのイメージを詳しく聞かせてもらってもいいですか?」

と聞き役に徹します。

すると漠然としたイメージから、徐々にはっきりとしたイメージに変わり、最終的に

「ブルー系のグラデーションをかけた髪に染める」

となった時点で、二人ともニッコリ笑顔になりました。

目標がはっきり定まると前に進めます。

バルテマイの願いはイエス様の質問によって明確なものとされました。

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バルテマイの信仰的態度の第4番目は、自分の求めを明確かつ率直にイエス様に告げていることです。

「先生、見えるようになることです」
(マルコ10:51)

今、自分にとって何が必要なのかを神に告げる信仰です。

その時、神はその全能の力を示し、私たちの願いと思いを越えた神の最善の業をなして下さいます。

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では私たちの願いやビジョンを明確にし、具体的な目標を設定するにはどうしたらいいのでしょうか?

それはイエス様がバルテマイにかけた質問を自分にも問いかけることです。

「わたしに何をしてほしいのか」
(マルコ10:51)

バルテマイはこの問いかけによって

「わたしをあわれんでください」

という漠然とした思いから

「先生、見えるようになることです」

という自分の心に充満していた願いを明確に意識できるようになりました。

イエス様は彼の願いなど重々承知していらっしゃいます。

しかし、あえて人間側が自分の意志として明確に求めるまで手を出さず、それを待ってイエス様は応答なさるのです。

そうすることが相手を一個の人格として認め、尊重する対応だからです。

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ただし、願いを明確にしたら全て成功する…、ということではありません。

神の御心にそぐわないものに神は力を貸しません。

その場合、あなたの希望は失望に終わります。

ここでせっかく結びかけた神との関係が破綻し、神と縁を切る人も現れます。

それでも、今、自分にとって何が必要なのかを神に告げるようにイエス様が導かれるのは、自分にとって利益になろうが不利益になろうが、真の神を認め信じていく本物の信仰へと私たちを導くためなのです。

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「わたしに何をしてほしいのか」と問われるイエス様の質問に答える今日として参りましょう。

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