今日のみ言葉【No.2154】(2019年11月27日)「わたしはあなたと共にいる」

2019年11月26日2019年11月27日

恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。
（イザヤ41:10）

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「ポツンと一軒家」というテレビの人気番組があります。

先日の放送では東京都で林業を営む家にたどり着き、そこは山の生活を体験できるコッテージ事業が好調。

しかし、これ以上拡張する意志はないというご主人の話が取り上げられていました。

なぜか？

それは、本業の山の保全が第一だからです。

麓（ふもと）の宿泊施設の営業に忙しくて山の木の方がおろそかになっては、コッテージ事業も共倒れになってしまいます。

何を第一とし、何を本業とするのかを見つめ、欲に走らず、足元をしっかり固めるご主人の生き方に清々しさを感じました。

聖書の神を信ずる私たちは、これと同様に神中心に生きることを本業としなければなりません。

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今日のイザヤ書の箇所は大変有名で、励ましの聖句としてあなたも読んだことがあるかもしれません。

1節の「われわれは共にさばきの座に近づこう」というのは、異邦の民に向かって、これから神の法廷で論じ合おうではないかという神からの呼びかけです。

2節の「だれが東から人を起したか」とは強大なバビロニア帝国を倒し、イスラエルの民を補囚から解放したペルシャ王クロスを指しているのだと言われています。

このような異邦の王の力の背後に神の支配があったことが、「だれがこの事を行ったか」という4節の言葉に示されています。

しかし、真の神を知らない異邦の民の目からすれば、それは次々と起こる覇権争いに、ある王は勝ち、ある王は負けるという繰り返しに映ります。

したがって彼らは利害が一致する者同士で同盟を結び、防衛し合うのだということが6節の意味です。

「彼らはおのおのその隣を助け、その兄弟たちに言う、『勇気を出せよ』と」
（イザヤ41:6）

具体的には偶像の神を作り、それを拝み、力を得たつもりになります。

「細工人は鍛冶を励まし、鎚をもって平らかにする者は金敷きを打つ者に、はんだづけについて言う、『それは良い』と。また、くぎをもってそれを堅くし、動くことのないようにする」
（イザヤ41:7）

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しかし神は御自身が特別に選んだイスラエルは違うのだと語られます。

「わたしは地の果から、あなたを連れてき、地のすみずみから、あなたを召して、あなたに言った、『あなたは、わたしのしもべ、わたしは、あなたを選んで捨てなかった』と」
（イザヤ41:9）

この神の特別な選びがあるので、その保障として

「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる」
（イザヤ41:10）

という神の守りの約束が与えられているのです。

ただしこれはイスラエルに対して与えられている約束なので、現代の日本人には直接関係はありません。

あくまでもイスラエルという国と、アブラハムの末であるユダヤ人に対する契約です。

では私たちがこの約束を本気にすることは無意味なのでしょうか？

いいえ、聖書はイエス・キリストを信じることにより、私たちが「接ぎ木」され、アブラハムの末裔（まつえい）に霊的に加わったのだと教えています。

「もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである」
（ガラテヤ3:29）

アブラハムが受け取る祝福を私たちも相続できるようになったのです。

回りくどいようですが、イエス・キリストへの信仰によって、今日の聖句の約束を私たちは自分のものとしてよいのです。

それは、問題や試練に出遭った時に、この約束を通してその苦難を見る生き方をしてみることです。

すると、試練の大半は自分が作り出した幻想であって、実はそこには「神の勝利の右の手」が秘められているのだということがわかってきます。

試練の山の中に、すでに神のトンネルが掘られてあり、表側から見てもわかりませんが、あなたが信じて掘り出せば向こう側へ開通するようになっているのです。

そのように信じて歩む時、

「わたしはあなたと共にいる」

と言われる神の臨在が実感でき、命の充実感を味わいながら人生を歩むことができるのです。

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まず神の約束が自分には果たされるのだと信じ、共におられると約束しておられる神様と今日の一日を送って参りましょう。

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