今日のみ言葉【No.2137】(2019年11月 6日)「拒否された時の生き方」

2019年11月6日

金木犀(キンモクセイ) 花言葉「謙遜」

主よ、ダビデのために、そのもろもろの辛苦をみこころにとめてください。
(詩篇132:1)

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小学生の頃、夏休み中の8月1日は、まだ真っ暗な午前3時出発の民衆登山に参加するのが年中行事でした。

「なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり」の歌で名高い上杉鷹山が雨乞いの祈りをしたとされる愛宕山の頂上に登るのです。

米沢市自体が海抜200メートルほどの高さに位置しているので、標高559メートルの頂上へ向けて300~400メートル移動するだけだと頭ではわかるのですが、実際登るとなると大変キツイものです。

そこで、一緒に登る友達と話をしたり、テレビのアニメの歌を歌ったりして、苦しさから少しでも気をそらそうとしながら一歩々々足を運んだ思い出があります。

エルサレムの都に巡礼に行くときの「都もうでの歌」の背景にはこれと似たようなことがあったのでしょう。

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エルサレムは海抜約800メ-トルのところにある町で、昔から難攻不落の要塞として知られていました。

ですから「都詣で」とは文字通り「都上り」だったのです。

その途中で人々は讃美をし、

「主よ、ダビデのために、そのもろもろの辛苦をみこころにとめてください」
(詩篇132:1)

と歌いながら歩いていったのでしょう。

ダビデの「もろもろの辛苦」とは何だったのでしょう?

彼は若くして手柄をたてたのでサウル王の嫉妬を買い、命を狙われるほど追いかけられました。

しかし、ダビデはサウルは神から王として選ばれた神の人だとして彼を討つことをせず、ひたすら逃げ回りました。

その時の苦労を言っているのでしょうか?

多くの聖書学者たちの答は私たちの想像とは異なり、それは神殿建設のための苦労だと言っています。

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さて、サウルの追及の手から救って下さったのは神様です。

ダビデは自分が今安楽に宮殿の中で暮らしているのに神の住まいがおろそかになっていることに気づき、救って下さった神への恩返しとして主の契約の箱を収める神の家たる神殿建築を計画しました。

ところが神はダビデが神殿を建てることを拒否なさいました。

その理由はこうです。

「おまえは多くの血を流し、大いなる戦争をした。おまえはわたしの前で多くの血を地に流したから、わが名のために家を建ててはならない」
(歴代志上22:8)

ダビデは良いことを志したのですが、「お前にはその資格がない」と、彼の祈りと願いを神は受け入れなかったのです。

ダビデは腹をたてたでしょうか?

いいえ、彼はその主導権を息子ソロモンに譲り、彼自身は縁の下の力持ちとなって、拒否された神に仕えたのです。

「見よ、わたしは苦難のうちにあって主の家のために金十万タラント、銀百万タラントを備え、また青銅と鉄を量ることもできないほどおびただしく備えた。また材木と石をも備えた」
(歴代志上22:14)

ここは新共同訳聖書の訳文が心にしみます。

「主よ、御心に留めてください。ダビデがいかに謙虚にふるまったかを」
(詩篇132:1)

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聞かれない祈りがあり、熱心に願っても退けられることがあるのです。

神様からはっきりと

「お断りします」

と言われているのだとわかった時は、心が冷え、衰えるものです。

しかしその時に、

「この私でもさせていただけることは何でしょうか」

と謙遜に、あえてその辛苦の中に飛び込む時、私たちは後の人々のために命の道を作っている幸いに気づくのです。

「よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる」
(ヨハネ12:24)

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神が定めた秩序に自分を従わせ、そこで謙虚に生き、人々の祝福となる生き方をして参りましょう。

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