今日のみ言葉【No.1958】(2019年 3月 8日)「エパタ(開けよ!)(1)」

2019年3月8日

すると人々は、耳が聞えず口のきけない人を、みもとに連れてきて、手を置いてやっていただきたいとお願いした。
(マルコ7:32)

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男子中学生が顔を真っ赤にしながら、

「好きです。僕とつきあって下さい!」

と女の子に手を差し出して告白するシーンがありますが、高校生くらいになると告白のための前置き時間を作るようです。

代表的な例では

(1)「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど…」

なかなか告白に持ち込めない二人の間の流れを一旦ぶった斬り、その場の空気を緊張感あふれるムードにします。

(2)「突然だけど、伝えたいことがあるんだ」

帰り道などの日常的な状況で告白に持ち込むパターンなのだそうです。「日常」が「ときめき」へと瞬間的に変わります。

これ以上の例を出すと恋愛講座のメールになってしまうのでやめますが、要は何でも前置きが大事ということです!

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というわけで、今日はイエス様の奇跡の前置きの内容です。

イエス様は多くの奇跡を行い、病の人々を癒やされました。

「イエスは、すべての町々村々を巡り歩いて、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをおいやしになった」
(マタイ9:35)

その中で特に福音書記者たちが特別に取り上げている癒しの奇跡があります。

それは、目の見えない人が見えるようになる奇跡と耳の聞こえない人の耳が開かれる奇跡です。

この奇跡を行う人は救い主メシアだと旧約聖書に預言されていたからです。

「その時、目しいの目は開かれ、耳しいの耳はあけられる」
(イザヤ35:5)

従って、他の多くの癒しの例があったはずなのに、耳の聞こえない人の癒しの記事が特別に新約聖書に残されているというわけです。

「すると人々は、耳が聞えず口のきけない人を、みもとに連れてきて、手を置いてやっていただきたいとお願いした」
(マルコ7:32)

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癒しの奇跡は、ただ体が健康になり、元の機能を取り戻して万々歳。

後はイエス様とは縁を切って、自分の人生を生きたいように生きる…、などというためにあるのではありません。

奇跡は、イエス・キリストこそ真のメシア、救い主であり、人の罪をゆるし、魂を救い、永遠の命を与える方なのだと指し示すためにあります。

ですから、体の悪いところが治って、ああ良かった、だけでは本当の目的達成とはなりません。

その人が「この御方こそキリストなのだ」という信仰を持ってはじめて神の意図が達成されたということになり、救いが成就したことになるのです。

本来はそこまで行かなければならないのですが、やはり現実には様々な面があり、本意が伝わらないで別の面が強調され、救い主に対するイメージが間違って伝えられるということが起きます。

しかしキリストが愛の方であることは間違いありません。

耳が開かれた人のストーリーを通して、次回以降、神の御心をさらに追って行きます。

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奇跡を通して救い主に出会う人生こそ神がお望みのことです。

神の御業に目を止める今日として参りましょう。

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