今日のみ言葉【No.1217】(2016年 1月26日)

「行って、淫行の妻と、淫行によって生れた子らを受けいれよ。この国は主にそむいて、はなはだしい淫行をなしているからである」
(ホセア1:2)

——————

最近、不倫がバレたタレントのCMが一挙に無くなりました。

企業にしてみれば、その人のイメージが自社商品に対する悪い印象へとつながりかねませんから死活問題です。

「不倫は文化だ」と言い放ったタレントも、ある期間、いわゆる「干された」状態になっていました。

してみると、現代日本人の倫理観は荒れ放題というより、ある一定のラインを保っていることが感じられます。

これが崩れないように、そして今以上に健全なものになるように祈り、行動することが神の御心です。

ところが、不貞を働いた妻を受け入れて愛せ、と神から言われたのがホセアでした。

-*-*-*-*-*-*-

ホセアという預言者は、自分の破綻した結婚生活を通して神の預言を表した人です。

彼の妻ゴメルには愛人がいました。

ホセアが結婚当初それを知らなかったのか、あるいは結婚後に不倫相手の男ができたのかまでは分かりませんが、ゴメルが産む子供は明らかに自分の子供ではないことだけははっきりしていました。

当時でも現在でも、そうなれば離婚とという流れになるのが当然でしょう。

ところが神はホセアにこう命じます。

「行って、淫行の妻と、淫行によって生れた子らを受けいれよ。」
(ホセア1:2)

別れることはせずに、不貞を働き、裏切り続ける女ゴメルを受け入れ、相手の男との間に生まれた自分とは血のつながりも何もない子どもたちを受け入れて共に生活せよ、ということです。

ホセアには到底理解し難い命令だったでしょう。

また、これは聖書を読む人全てに適用されることでもありません。

預言者ホセアという特定の人に語られた特別の命令だからです。

-*-*-*-*-*-*-

彼が生きていた時代のイスラエルは、バアル神の礼拝に傾き、真の神から離れていました。

聖書はそれを

「この国は主にそむいて、はなはだしい淫行をなしている」
(ホセア1:2)

と夫婦関係に例えて表現しています。

しかし神は自分から離れて他の神へと心を向けるイスラエルを愛しておられます。

このことを知らせるために、あえてホセアには、

「姦淫の妻を受け入れて愛せ。これが反逆のイスラエルを愛する神の姿である。」

と行動を通して人々に知らしめ、預言者としての彼の活動をせよと命じたのです。

神の愛は変わりません。

たとえあなたが神の御心に反して進む方向を変えていなくても、神の愛は変わりません。

この神の愛に気づいた時に、方向を変え、ゆだねて再スタートをしていくと、その先には今までとは全く違った新しい世界が待っているのです。

-*-*-*-*-*-*-

K君は大学に入ってから虚無感に陥りました。

「この先、就職して、車を買って、結婚して、子どもができて…、それが何になるというのだろう。」

すべてが空しく見え、生きていてもしょうがないと思うようになりました。

彼はあることがきっかけで教会に行くようになりました。

そこで聞いたメッセージは、自分を造り、愛してくださる神様がおられ、その神が自分に対するご計画を持っておられるということでした。

彼は、今までの目標は親や学校の先生が与えてくれていたものであり、また、嫌なことからの逃避として残った選択が仕方なく目標となっていたことに気づきました。

K君は神を信じ、この方に人生をゆだねる決心をしました。

すると、「こうやって行こう」という目標がスルスルと見えてきました。

彼は今自分の人生を生き生きと生きています。

-*-*-*-*-*-*-

神の愛に変わりはありません。

このことを信じ、今日の確かな一歩を踏み出して参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-

●配信停止は下記に空メールを送信して下さい。
del@mikotoba.org

●お申し込みも同様です。
reg@mikotoba.org