今日のみ言葉【No.1945】(2019年 2月21日)「聖書とは何か(5)」
神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである。
(ヘブル1:1-2)
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日本で最も売れているマンガは尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』で、発行部数の累計が約4億部!
子どものマンガの定番とも思える『ドラえもん』は意外にも第10位(1億部)です。
さて、本に目を移してみると、日本で累積販売数最大の本は、これも意外なことに『家庭に於ける實際的看護の秘訣』という大正14年に発行されたいわゆる「赤本」です。
今ほど医学が発達していなかった戦前の時代、家庭での病気や怪我の処置に赤本は大きな味方でした。
現代の健康番組のネタの多くはこの本を元にしていると言っても過言ではありません。
命を守る本はベストセラーになるのです。
世界に目を向ければ、やはり人類の命を救う本、聖書が群を抜いてベストセラーです。
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聖書が客観的に見ても特別な本だということは認められますが、それが神の言葉であるとなると、一歩退く人が出るでしょう。
そこから先は客観的というより主観的。科学的というより信仰的世界に入るからです。
しかし聖書自身が一貫して聖書は神の言葉であると主張しています。
人間によって書かれた言葉が、どうして神の言葉と言えるのか。
それに耳を傾けることも必要です。
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聖書は何と言っているかというと、
「神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである」
(ヘブル1:1-2)
と、神の意志はイスラエルの預言者たちを通しても語られたが、最終的には御子イエス・キリストを通して人類に語られたのだと記しています。
キリストの言葉と行いは聖書の福音書に書かれています。
神がキリストにおいてご自身の意志と計画を語られているので、キリストこそ神の言葉であるということになります。
したがって、そのキリストの言葉と行いを記した書は神の言葉となるのです。
いかがでしょう?
「これは循環論法だ。話にならない!」
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
そうなのです。
頭でよく考える人は、ここで一旦ブレーキがかかり、停止するのです。
この先を進むには、循環ばかりする道路ではなく、言われた通りの道があるのだと仮定して進んでみるのが答えです。
ですから、まずは聖書の言葉を「神の言葉なのだ」と頭から信じることまではいかないにせよ、「神の言葉なのかもしれない」という程度で読み進めていくと良いのです。
そうすると、神の言葉だと信じる人には神のわざが見えてきます。
一方、神の言葉とは信じないで読む人には、神のわざが見えてきません。
信じた通りのものが見えてくるという、ここは神の不思議なわざの世界です。
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聖書を初めてお読みになる方は、
「他の追随を赦さないほど圧倒的に読まれている本なのだから、特別な本なのだろう」
という意識から始めて、無理せず、徐々に読んでいくことをお勧めします。
やがて自分自身の心や生活の部分と重なるところが出てくるでしょう。
そうすると、人から「読め」と言われなくても読みたくなります。
例えば私はマンガの『ONE PIECE』の評判は聞いていましたが、読んだことはありませんでした。
最初の1巻、2巻を手にとって読んでみましたが、感想は
「ふ~ん、これなら他の漫画のほうがおもしろいなあ」
という程度でした。
自分の生活と関係する部分が無かったからです。
しかし、もしも
「あれだけ人が読んでいて売れているのだから、もうちょっと読んでみたら面白いのかもしれない」
と思って先に進んで行ったら、いつの間にか全巻通読の偉業を達成しているのかもしれません!
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聖書は神の言葉とまず信じて、そこから聖書に取り組む毎日を始めて参りましょう。
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