今日のみ言葉【No.1933】(2019年 2月 2日)「誰かが私のために祈っていてくれる」
わたしの神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう。
(ピリピ4:19)
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100円ショップのキッチン用品コーナーで、側面に小さな穴が無数に開いたプラスチックのボウルを見つけました。
「これはお米研ぎにいい。あったら便利だ!」
とひらめいた私は早速購入。
その日の米研ぎは私がそのボウルで入念に施し、いつになく美味しいご飯だと感じ、満足感いっぱいで食べました。
以後、それはキッチンの主役として何年も使われ…、とはならずに、ずっと台所の隅で眠っています!
「あったら便利」と思って買った100均グッズをわざわざ出して使うまでのケースはほぼ無いのです。
そういう物は大概今まで使っていたもので済みます。
神様は本当に必要なものは与えてくださるのだと学ぶまで、私たちはいくつかの回り道をするようです。
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ピリピの教会の人たちはパウロの伝道活動を支え、
「わたしが福音を宣伝し始めたころ、マケドニヤから出かけて行った時、物のやりとりをしてわたしの働きに参加した教会は、あなたがたのほかには全く無かった」
(ピリピ4:15)
とパウロが感謝を述べるほど彼の欠乏を補ってくれました。
しかしパウロは
「わたしは、贈り物を求めているのではない」
(ピリピ4:17)
と断言します。そして、
「わたしの求めているのは、あなたがたの勘定をふやしていく果実なのである」
(ピリピ4:17)
と言っています。
物質的祝福も素晴らしいのですが、それは一時的なものです。
パウロは霊的祝福を求め、それがピリピ教会にも与えられるようにと願っています。
それこそが人間を真の意味で生かす祝福だからです。
「わたしの神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう」
(ピリピ4:19)
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霊的祝福は祈りの中で与えられます。
一人で祈り、人々と共に祈り、誰かのために祈り、自分のために祈ってもらう、という祈りの場で養われ、霊的祝福の何たるかを体験的に学んでいきます。
その一つに、
「私は祈られている」
という感覚があります。
これは誰かのためにとりなしの祈りをしている人だけが得られる感覚です。
他者のために祈っている人は、自分が試練にいる時、
「私も誰かのために祈っていたのだから、今、誰かが私のために神様に祈っていてくださるはずだ」
と素直に信じられるのです。
「私は一人で戦っているのではない。神が私のために戦っていて下さり、私は人々の祈りで支えられている」
という感覚は、精神的に相当強くその人を支えます。
神様はご自身の栄光の富の中から、必要に応じて私たちにそのような霊的祝福を授けてくださるのです。
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先日、「元の会社に復職しました」という方が挨拶と報告に来られました。
彼は有能でしたが、感情的な原因でA社をやめ、他の会社に移りました。
いろいろとあった時点から私はお話を聞かせていただいており、その後もたびたびお会いしていましたが、やはり転職後に給料が上がるケースはほんのひとにぎりの成功者たちだけのようです。
彼はその後数回、転職を繰り返し、家族を養うために夜のアルバイトをせねばならない時期があったそうです。
無理が過ぎれば体をこわします。
数年前、私は彼と病院の待合室でばったりと出会いました。
A社に戻りたいという彼の願いに対して、その可能性は99%絶望的と思える状況でした。
「最悪です。どん底です」
とつぶやく彼に対して、私は
「○○さん、今がどん底なら、もうこれ以上悪くはならないよ。後は上がるばっかりじゃないか」
と言いました。
正確には「言ったそうです」です。言った私はそのことをすっかり忘れていたのです!
彼はクリスチャンではありませんが、彼のために祈っていた私の言葉に何ものかを感じたのでしょう、
「後は上がるばかりだ」
という言葉が心に残り、そう思うようになったのです。
数年かけ、体調は元に戻り、そして時代は人手不足の売り手市場へと劇的に変化しました。
もともと実績のあった人だったので、A社の担当者と彼の思惑が一致しました。
一流コンサルタント会社の指導を受けている会社なので、復職の段取りも完璧です。
彼は段階を踏みながら、以前の社員との関係を回復し、会社の要求するステップを確実にこなし、正式に採用となりました。
その喜びの報告を聞きながら、私は
「自分が言ったことを忘れているような不十分な私だけど、誰かのために祈っているなら、神様はこの私を通して働いてくださるのだなあ」
と霊的祝福の実体を味わわせていただきました。
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誰かのために祈らせていただく一日を過ごし、必要を一切備えて下さり、霊的祝福を与えようとされる神様と共に歩んで参りましょう。
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