今日のみ言葉(2011年12月16日)【No.203】
「主ご自身、試錬を受けて苦しまれたからこそ、試練の中にある者たちを助けることができるのである。」
(ヘブル2:18)
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フロッピーディスク改ざん隠蔽事件で逮捕された元特捜部長が、その経験や思いをまとめた手記を出版しました。
無実の厚生労働省元局長・村木氏の捜査を指揮し、調べて逮捕する側にいた人が全く反対の立場に立たされたのです。
彼は、
「拘束される立場に置かれて初めて厳しさと辛さを思い知った」
「彼女が受けた苦しみを引き受けなければならない」
と書いているそうです。
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イエス様は私たちと同じように試みや誘惑に遭いました。
しかしそれはご自分のせいでもなく、仕方なく被害を被ったのでもなく、自ら進んで試みを受けられたのです。
私たちが味わうのと同じ苦しみを受け、その思いを理解して下さる方がともにいて下さるということは何という恵みでしょうか。
この気持ちを知っていらっしゃるがゆえに、イエス様は私たちのことを父なる神様にとりなして下さるのです。
「だれが、わたしたちを罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである。」
(ローマ8:34)
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苦しみの中、思わず愚痴や恨み辛み、否定的言葉や思いが出てくる時があります。
それを人には聞かせまい、知られまい、と思っても、
「ハァ〜…」
というため息が思わずこぼれることがあります。
イエス様はその思いを理解して下さり、父なる神様の前で執り成しの祈りを捧げて下さっているのです。
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私の思いを知っている方が共におられる、という慰めと希望をいただいて、今日も一歩々々、歩んで参りましょう。
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