今日のみ言葉【No.1915】(2019年 1月11日)「5千人の給食(3)」

2019年1月11日

主はとこしえに死を滅ぼし、主なる神はすべての顔から涙をぬぐい、その民のはずかしめを全地の上から除かれる。これは主の語られたことである。
(イザヤ25:8)

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サッカー界で20世紀最高のゴールと評されているのは「マラドーナの5人抜き」です。

自陣でボールを受けたアルゼンチンのマラドーナ選手が、ドリブルで敵陣を駆け抜け、一直線にゴールまで向かい、シュートを決めます。

ただし、こんな見事なゴールはめったに見られません。

多くは、ボールをあちらこちらに回し、相手側を幻惑する動きを重ね、体力を消耗させ、ようやく作り出した一瞬のチャンスをものにします。

最後はまるでパスのようなやさしい勢いのボールがゴール枠の中に吸い込まれます。

サッカーで1点を取るまでには、多くの手順と、他の選手の無駄に見えるような献身的な走りが積み重ねられているのです。

神の預言の成就も多くの段階を経て成されます。

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5千人の給食がイザヤ書25章のメシア預言の成就だと分かれば、イエス・キリストによって今日の聖句が成就する日が必ず来る希望が与えられます。

「主はとこしえに死を滅ぼし、主なる神はすべての顔から涙をぬぐい、その民のはずかしめを全地の上から除かれる。これは主の語られたことである」
(イザヤ25:8)

人間は今すぐゴールまで行って欲しいと願いますが、神様は秩序を重んじられる御方なので、一段々々、徐々に進めていかれます。

今私たちが生きている時代は、その道が開かれつつある段階なのです。

ですから、日本を取り巻く世界がどう動こうとも、また、自分の生活が望みないものと見えようとも、イエス様がパンの奇跡で示されたように、やがて神の国が成就し、主と共に豊かな食事ができる日を待ち望んで今日の一日を歩むのです。

やがての日があることを待ち望む人にとっては、現実の労苦に苦しみだけを感じる所から、喜びを感じる面が出てきます。

そして、生活の厳しい面を切り開いていく気力や知恵が与えられ、道が開かれていくのです。

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神の預言の成就が「今すぐ」でなく「やがて」のものであるなら、神の国の完成までの間、私たちは今の現実と折り合いをつけて生きることが必要です。

この生き方が現在と未来をつなぐ「生きる知恵」となります。

米寿を越してなお週4日のフルタイム勤務を続ける精神科医、中村恒子先生は『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』(すばる舎)で数ある秘訣を書いておられます。

「ずうっと先のことなんか気にしたって、どうせ思いどおりにならへんのです。基本的には、今日1日生きていくことだけを考えて生きていけばええんやと思います」(P111)

戦中戦後の混乱の時代を経験した先生にとって、「思いどおりにならへん」かったのは生活の苦労もそうですが、こんな豊かな時代になるとは想像もしていなかったということも含まれます。

そうなのです。今あなたが想像する暗澹たる未来は、「思いどおりにならへん」のかもしれません。

「言ったとおり」になるのは、ただ神の御言葉のみです。

中村先生はこう言っておられます。

「食べて、寝て、命をきちんとつないでいけば、たいていの物事はなんとかなっていきます、…、不思議なもんで、今目の前のことを片づけようとあれこれ動いていると、ちょっとした心配事はスーッと消えていくもんです」(P112-113)

人生の達人の言葉は生活に密着し、それゆえに確かな未来へと橋渡しをしてくれます。

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今日の一日を、御言葉の約束に土台を置き、確かに生きる。

神の約束に希望を抱きつつ、命を明日につなぐ今日を生きて参りましょう。

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※御言葉メールの中から厳選したものを1年365日使えるディボーショナルブックとして本にしました。
題名『365日 生きていていい!』。価格は税込1500円です。
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メール:tapeinfo@kojochurch.com
電 話:0238-23-6439
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