今日のみ言葉(2012年1月9日)【No.213】
するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。
(マタイ4:10)
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マタイ4章ではイエス様が試みを受けられたことが記されています。
40日40夜、荒野での断食の後、空腹になったところにサタンがやってきました。
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私の個人的な体験から知ることですが、悪魔は勤勉でも努力家でもありません。
最小の努力で最大の効果を上げようとし、人間が神から離れる姿を楽しむのです。
ですからサタンが働きやすい時は、最初の出だしと、中間の中だるみの時期、そして最後の仕上げの時の3回です。
また、身も心も魂も充実している人間に手出しをしません。彼は霊の戦いが長引いて消耗することを好まないのです。
ほんのちょっとの一言、一突きで人間を動かしたいのです。
「私は言っただけ。選んだのはあなた。責任は私には無い。」
と逃げていくのが常です。
ですから、物事がうまく行きすぎて天狗になっている人はターゲットになりやすいのです。
そしてイエス様のように空腹になられ、弱った状態へと目がけてサタンは誘惑の言葉をかけてきます。
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サタンの誘惑は3点でした。
1.食料の解決
「聖なることを言っても、食べられなければ始まらないでしょう?」
2.奇跡に代表される宗教的力の誇示
「神秘的・超自然的力があってこそ神がいるとわかるのでは?」
3.この世の権力の掌握
「この世は悪魔の支配下にあるのだから、この世と妥協しないでどうやって伝道するの?」
イエス様はこれらの誘惑に対して、いずれも神の言葉で対処され、サタンを追い払いました。
イエス様の道は「ただ神にのみ仕えよ」という道です。
ここにクリスチャンの立ち所があります。
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神にのみ仕えて生きた人の代表として、マザー・テレサが挙げられます。
彼女のインドでの働きが評価され、1979年、ノーベル平和賞を受賞します。
以下はその時のマザーのスピーチです。
私たちが神に仕える道が見えてくるのではないでしょうか。
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「私はこの賞をいただくのにふさわしいとは思っていません。また、この賞が私個人のための賞であってもほしくないのです。」
「でも、私が賞をいただけば、みなさんが貧しい人の事を思い出してくださるでしょう。ですから、私は貧しい人の代表として、この賞をいただきます。」
「食べ物や着るものがないから貧しいという人は、世界中にたくさんいます。けれど、もっと数多く、もっと惨めなのは、自分が誰からも愛されていない、必要とされていないと思う貧しさです。」
「どうぞ、みなさんの周りにいる貧しい人々のことを思い出してください。」
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あなたならではの「神にのみ仕える道」を歩んで参りましょう。
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