今日のみ言葉【No.1759】(2018年 5月23日)「 神の祝福を受けるための訓練『言葉を変える』(4)」

「もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう。このように、あなたがたにできない事は、何もないであろう。」
(マタイ17:20)

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昔、相撲部屋に入門した弟子は

「疲れた」

と言うと先輩力士から叱られ、

「力が入りました」

と言い直せと指導されたそうです。

疲れたと言っているとそれが癖となり、その言葉通り、疲れを意識するようになってしまいます。

ですから、その度に「力が入りました」と言って前向き肯定的訓練をするのです。

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そのような前向き肯定的言い換えなど、今の時代、インターネットで検索すれば1秒も立たないうちに山と見つかります。

ですから、良い例を真似してどんどん言って練習すればよいのです。

そのための最も効果的環境は、前向き肯定的人のそばにいることです。

知識だけ積み上げても即座に行動につながるかというとそうではありません。

しかし、生きた実物がいると、その実際を見て、

「なるほど、こう言うのか」

「そうか、こういうふうに使うのか」

と生きたコツがつかめるからです。

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その代表者はイエス・キリストです。

イエス・キリストは、からし種一粒ほどの信仰があれば山をも動かすと言われました。

私はイスラエルに行って実際にからしの木を見てきました。

日本でもそこら辺にありそうな、土手に生えているやせた木をガイドさんが指差し、

「ああ、あれがからしの木ですよ」

と言われるまで気づかないほど平凡な植物です。

その黄色い花を見、その実から種を手に取ってみました。

本当に小さく、直径0.5ミリにも満たないような極小粒です。

今までの私の経験上からすると、ペチュニアの花の種のようでした。

こんなにも小さくとも、そこに生きた命があれば、つまり、できると信じ、前向きな言葉を欠かさないで常にその訓練を続けていけば、やがて大きなことが達成されるのです。

その命に触れ続けていくことが、言葉を変える訓練では最速の道なのです。

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ある日前向きAさんが練習生Bさんに

「嫌な人がそばにいると、本当にやり…」

と言いかけた途中で、Bさんはその続きを

「本当にやりたくなくなるね」

と当然言うものだと思っていました。

ところが前向きAさんは

「嫌な人がそばにいると、本当にやりがいがあるね」

と言ったので、Bさんは唖然としてしまいました。

「そうか、そういうふうに考えるのか!」

Bさんは新鮮な驚きと感動を持ってさらに学習意欲が高まりました。

そこでBさんは前向きに生きると決め、その強い決意を伝えようとして

「やっぱり前向き肯定的に生きるしかないですよね」

と言うと、Aさんはニッコリ笑い

「そうですね。さらに『前向き肯定的に生きるのが最高』と言うともっといいですよ」

と、否定でなく肯定的な言い方で直してくれました。

Bさんは

「あっ、またやっちゃったー!まだまだだな〜」

と言うと、すかさずAさんが

「まだまだ成長の余地がたくさんありますね」

どうやらこの世界は無限の成長が期待できるところのようです。

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あなたが今日、誰と共に歩むかで世界は変わります。

前向きの塊であるイエス・キリストの言葉と共に今日もありますように…。

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