今日のみ言葉【No.1744】(2018年 5月 2日)「 神の祝福を受けるための訓練(9)」

また雲をもってご自分をおおい、祈を通じないようにし、もろもろの民の中に、わたしたちをちりあくたとなさいました。
(哀歌3:44-45)

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毎週水曜日と土曜日はクリスチャンの訓練のための上級コースとして配信させていただいておりますが、これが一筋縄では行かない内容です。

野球にたとえるとすると、初級コースではど真ん中に真っ直ぐな球が投げ込まれますから、

「神様はどんな祈りでも聞いて下さいます」

と教えます。

中級コースでは、ストライクだけでなくボール球もあることを教え、

「御心にそぐわない祈りは聞かれませんから、神の御心を求めて祈りましょう」

と指導します。

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さて、上級コースは変化球満載です。

右や左に曲がる球あり、ストンと落ちる球あり、中には絶対打てない「消える魔球」まであります。

ですから

「あなたの祈りは決して聞かれません」

と教えます。

つまり、試合に出ることをやめて、練習場で打撃フォームを改造しなさいということです。

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これはなかなか厳しいことです。

まず自分の何が悪いのかわかりません。

コーチに教えられた通りにバットを振ってきたのに、ボールに当たらず空振りばかり。

つまり、聖書の約束を信じ、その通りに生きてきたつもりなのに、祝福どころか苦労と虚しさだけを感じる人生を送っているということです。

今日の聖句のように

「また雲をもってご自分をおおい、祈を通じないようにし、もろもろの民の中に、わたしたちをちりあくたとなさいました」
(哀歌3:44-45)

という現実を歩まされることがキリスト者にはあるのです。

哀歌の時代はバビロン捕囚という裁きの時代でした。

ここを通ってイスラエル自身が新たに変わらなければならない時代だったのです。

ですから、「ここから救い出して下さい」という祈りはことごとく退けられます。

神は、こうと決めたら「雲をもってご自分をおおい、祈を通じないように」なさる御方で、あなたが本物に変わるまでこの方針を覆さないのです。

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嫌なことでも従って生きなければならない時があるのです。

そしてなおひどいことに、いつこの期間が終わるのか知らされていません。

人はいつこの苦労が終わるのかわからないと知ると、絶望感に襲われます。

しかしその絶望を味わった後、その人なりの覚悟が備わるのです。

「やれるところまでやってみよう」

「もしかしたら明日解放されるかもしれないじゃないか」

「この苦労の中で楽しめる時を少しでも増やそう」

嫌でも従うことによって、あなたの中に今までとは違う新しいものが生まれてきます。

それは苦し紛れの末の結果でもいいのです。

そのようにして神はあなたを、天地創造以前から意図していた「真のあなた」へと創り上げて下さるのです。

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嫌でも従う時の2番目の祝福は「あなたが真のあなたになる」ということです。

健康な身体を得たい人は、嫌いなものでも涙を流して食べ、医師の指示に従います。

神が意図された本当のあなたになれるように、嫌なことでも従うチャレンジを続けて参りましょう。

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※御言葉メールをまとめた書籍『365日 生きていていい!』(税込1500円)をご希望の方は、米沢興譲教会テープ伝道委員会までお問い合わせください。

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