今日のみ言葉【No.1720】(2018年 4月 3日)「 ユウアンゲリオン(福音)」
神の子イエス・キリストの福音のはじめ。
(マルコ1:1)
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私が初めて聖書を読んだ時、
「似たような話の寄せ集めみたいだなあ」
「脈絡が無いなあ」
と感じました。
小説のように緻密な構成の下、ストーリーが練り上げられた読み物に慣れていた私は、聖書の書かれ方に違和感を持ったのです。
しかし、少し辛抱して読み進めていくと、「福音(ふくいん)」という良き知らせを伝えるために書かれたのだな、ということがわかってきます。
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福音とは原語のギリシャ語でユウアンゲリオンと言います。
ユウは「善い」という意味で、アンゲリア「音信」という2つの語で成り立っています。
ですから福音とは「善い音信」「良き知らせ」「勝利の吉報」という意味となります。
神から発信された「善い音信」がイエス・キリストで、人間が受信者です。
キリスト到来という知らせをどう受け取るか。
それは聞いた人間側に任されています。
善いものとして受け取るか、何の意味もないものとして忘れ去るか、あるいは不吉なこととして受け取るか…。
受け取り方は様々です。
しかし、
「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」
(マルコ1:1)
という出だしでマルコは福音書を書いたのですから、その内容をどう感じるかは別として、まずは良い知らせなのだと思って読んでみることが正しい読み方なのではないでしょうか。
今の自分にとって当てはまるから良いもの、関係ないから切り捨てる…、とするのではなく、まるごと全て神様からの祝福として受け止めていくと、やがて時至り、その良さを味わう人生となっていきます。
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私はそのことを先月体験しました。
この御言葉メールを1ヶ月休ませていただいたのは、目の網膜剥離の症状が現れたからです。
実はそのことは眼科医から予告されていました。
「あなたは飛蚊症(ひぶんしょう)です」
(糸くずのようなものがモヤモヤと見える症状)
私は子供の頃からそう見えていたので、世界人類皆同じだと思っていましたから意外でした。
そして
「蜘蛛の子が散らされるように見えたら、すぐ来て下さい」
と不吉なことをおっしゃるので、ちょっと嫌な感じが心をよぎりましたが、
「お医者さんは私の体のことを思って言って下さるのだ」
と考え直して
「はい、そうします」
とお返事しました。
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数年後の先月、突然そうなりました。
「となりのトトロ」に出てくる「まっくろくろすけ」が目の前に3D映像で無数に現れたのです。
驚きはしましたが、思ったほどパニックにはなりませんでした。
数年前の医師の一言が私の心にとどまっていたからです。
「その日が来ただけだ」
と冷静に受け止められ、眼科に行き
「先生の言われた通りになりました」
と告げ、医師の指示に従い、最低限の仕事と経過観察、そして今月から本格的治療となりました。
数年前の不吉な知らせは、現在の私にとって良き知らせとなったのです。
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聖書に記されているイエス・キリストの言葉と行いは、私たちにとって良い知らせ(福音)なのです。
一つ一つ心に留め、神の祝福を受け取る人生を今日も歩んで参りましょう。
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