今日のみ言葉【No.1651】(2017年11月18日)「 人をかたよりみないかた」

そこでペテロは口を開いて言った、「神は人をかたよりみないかたで、神を敬い義を行う者はどの国民でも受けいれて下さることが、ほんとうによくわかってきました。
(使徒10:34-35)

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映画「ハクソー・リッジ」は、銃を持たない衛生兵として信仰を貫いたデズモンド・ドスの実話です。

デズモンド役のアンドリュー・ガーフィールドは、映画「沈黙 -サイレンス-」でロドリゴ神父役を演じ、彼の父親役は「マトリックス」のエージェント・スミスを演じた俳優さんです。

さて、「ハクソー・リッジ(Hacksaw Ridge)」とは、弓のこぎりのように急な崖となっている前田高地(現沖縄県浦添市)にアメリカ兵がつけた呼称です。

彼は上官や仲間たちから臆病者とされ、偏見の目で見られますが、激戦の中、我が身を顧みずに多くの負傷兵を助けたことから、戦後、トルーマン大統領より勲章を授与されています。

人間が持つ先入観や偏見は根深いのです。

イエス・キリストが最も驚かれたのは、その当時の分離の思想でした。

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分離は初期の段階では必要です。

まだヨチヨチ歩きの創世記の時代、そしてヨシュア記あたりまでは、周囲の民族からの異なった価値観の影響を避けるために分離は必然でした。

ところで、アブラハムに示された神の基本的御心は祝福が全世界に広まることです。

「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される」
(創世記12:3 新改訳)

預言者イザヤの時代には世界宣教の幻が見られ、いよいよ分離の時代を終えてイスラエルが他国に影響を及ぼす時代が来ることが伺えます。

「わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」
(イザヤ49:6)

しかし、神に背いた結果味わったバビロン捕囚の反動で、イスラエルの民は極端な律法主義に陥りました。

ユダヤ人と異邦人の間に徹底的な分け隔てをし、自分たちの信仰を守ることが宗教的だと確信していたのです。

この思い込みをひっくり返し、正しく神の御心を理解するのには、弟子たちでも長い時間がかかりました。

アブラハムに約束された祝福はユダヤ人にも異邦人にも平等に及び、何の差別もないという当たり前のことを納得するまでに、弟子のペテロでさえ

「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」
(使徒10:15)

という夢の中での幻を3度見なければなりませんでした。

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ペテロが神の御心を悟り、

「神は人をかたよりみないかたで、神を敬い義を行う者はどの国民でも受けいれて下さることが、ほんとうによくわかってきました」
(使徒10:34-35)

と言えるようになるまで、神は彼にチャレンジし続けました。

その関わりは私たちに対しても同じです。

なぜなら「神は人をかたよりみないかた」だからです。

どんなに見込みがなさそうでも、どんなに理解力が乏しくても、また、現在、神に反対する者であったとしても、神は私たちに御心を伝えようとチャレンジし続けられるのです。

「もし、わたしたちが敵であった時でさえ、御子の死によって神との和解を受けたとすれば、和解を受けている今は、なおさら、彼のいのちによって救われるであろう」
(ローマ5:10)

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M子さんのお母さんにガンが発見され、医師から末期だと診断されました。

お母さんを失う恐れでM子さんは震え、「母を助けて下さい。癒して下さい」と祈るしかできませんでした。

礼拝でのメッセージにすがるような思いで聞いていると

「試練は神様からのプレゼント」

「神は最善しかなさらない」

という言葉に対して慰めを感じるどころか、

「冗談じゃない!!」

と怒りすら湧いてくる状態だったそうです。

育児、家事、仕事に母の介護が加わり、クタクタに疲れ、毎日涙でぐしょぐしょになりながら祈る日々が続きました。

そんな中、M子さんは神様が自分の心にこう語っておられるのだと感じました。

「あなたの母は今生きています。あなたと共に時間を過ごすことができるではないか。なぜ、まだ失ってもいない母を失ったかのように嘆いてばかりいるのか」

共に生かされているこの今を感謝できるようになった時、彼女は辛い現実を受け入れられるようになりました。

すると彼女の祈りは、「母を助けて下さい」から「母に霊の救いと平安を与えて下さい」に変わりました。

M子さんはお母さんから愛される一方の人生でしたが、その時からお母さんを愛する側へと明確に変化したのです。

彼女は牧師から語られた「試練は神様からのプレゼント」「神は最善しかなさらない」というメッセージに、「アーメン」と応えられるようになりました。

神の恵みの働きかけに、M子さんは見事に応じられたのです。

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私たちの心の思いを変えられる神の働きにお任せする今日として参りましょう。

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