今日のみ言葉(2011年5月6日)【No.47】

2012年1月27日

「あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。」
(申命記6:5)

——————

今日の聖句は、聖書に詳しい律法学者がキリストに質問した時に引用された個所です。彼はイエスをためそうとして、「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。と尋ねました。すると、
—————-
イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
(マタイ22章35節~39節)。
—————-
と答えられたのです。

-*-*-*-*-*-*-

ここに、隣人愛・自己愛・神への愛、の3つが登場します。
一番わかりやすいのは隣人愛です。人を愛することの素晴らしさはちまたに溢れているラブソングの多さからもわかります。
やがて人間は、人を真に愛するには自分を愛していなければならないことを知ります。自分自身のことをおろそかにして大切にしていなければ、他人を愛して大切にしているつもりでも、それは偽物・作り物となるからです。自分を愛せない人が他の人を愛せるはずはない、ということです。

-*-*-*-*-*-*-

では、自分をどうやったら愛することが出来るのでしょうか?何かを達成したり、人格的に高潔な人物だから自分を大切に出来るのでしょうか?
人は自分を知れば知るほど、自分の至らなさ・欠点に気づきます。成長し、もっと素晴らしくなろうと思えば思うほど、不足しているところが見えるからです。
しかし、欠点だらけだから愛せないというわけではありません。例えば、お母さんは何も出来ない赤ちゃんを愛し、手のかかるそのままの姿を何事もなく受け入れているからです。

そのように、欠けだらけの自分をそのまま受け入れることが自分を愛することですが…、あなたは自分を愛するために、その自分を無理して受け入れようとはしていませんか?

-*-*-*-*-*-*-

自分を愛するためには、愛される価値のない自分を無条件に愛してくれる、母親のような存在が必要です。聖書は、神がそのひとり子のイエス・キリストを世に遣わし、人間の罪の身代わりとして十字架につけ、人類の罪の全てを彼に負わせたと記しています。その故に、人は神の愛を無条件に受けることが出来るようになったのです。
神がこの私をそのまま愛して下さるから、私も私自身を愛することが出来る。これが自己愛の基盤です。そして、その神に目を向け、み言葉に聞き入ることが神への愛となります。

-*-*-*-*-*-*-
神を人生で最も大切な方として生きることこそ、自己愛、そして隣人愛へと至る祝福の秘訣です。

初期,御言葉

Posted by maruyama