今日のみ言葉(2011年5月2日)【No.43】
「はじめに神は天と地とを創造された。」
(創世記1:1)
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緊急地震速報のチャイムを聞くと、ドキッとしませんか?
あの音が耳に残るのは、あえて不協和音を使っているからだそうです。
最初は軽快に聞きやすく、後半の不協和音で危険を感じさせるように意図されて作曲されているのです。
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音楽を創造する作曲者が、そのすべての音に意味を込めているように、天と地を創造された神も、そのすべての創造物に意味を込めておられます。
月・星・太陽の天体のみならず、私たちの周りの大自然、生き物のすべて、時間やエネルギーという目に見えないものも、そして私たちの周りに起こる出来事すべてに、神を意味を込めて人間に与えられ、その意図するところがあるのです。
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日本のお城は世界に誇る歴史的建築物です。
昔から地震が多発する日本において、お城もその例外ではありません。地震にあっても倒れない工夫がなされてきました。
後世になって建築技術が発達してからは、精密に切り取った切石をアーチ型の曲線に合わせて配置するようになりましたが、それ以前は、自然石を積み上げて土台の石垣を作っていました。
四角い石も、丸い石も、三角の石も、大きい石も小さい石も、あらゆる石を使いました。
こんなバラバラで不協和音をもたらすような石が材料では、すぐ崩れてしまうに違いないとお考えですか?
ところが違ったのです。
地震が来て揺さぶられると、大きい石の間に詰められた小さい石が、更に奥へとギュッと詰められます。今まで隙間があったところが、地震の揺れによって石と石が動くせいで隙間が埋められていくのです。
つまり、地震が起きて揺らされるたびごとに、石垣は強さを増し加えていくように設計されていたのです。
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私たちの周りにある人間関係の協和音も不協和音も、すべて神の意図があって存在しています。
すべてのものは神によって造られたことを覚えて今日も生活して参りましょう。
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