今日のみ言葉【No.771】(2014年 2月25日)

神よ、どうぞいまわたしの手を強めてください。
(ネヘミヤ記6:9)

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講演家の中谷彰宏さんがこんな質問を受けました。

「質問の時間に、講演内容に反対する人がいたらどうしますか?」

よく講演の最後に質疑応答の時間が設けられます。

その際に、

「○○先生はあなたと違うことを言っていますが…」

とか、

「ネットで調べると、こういう意見がありますが…」

という反論を受けたらどう対応したらいいのか、というお尋ねです。

中谷さんは、反論する人にはこう答えよ、とアドバイスしています。

「はい、僕が間違っています。あなたが正しいです。」

そして、

「はい、次の質問の方…」

と進めます。

そうする理由は何か?

講演を聞いて反論する人は、ただ持論を述べたいだけの人だからだそうです。

その人と議論をしても絶対に納得してくれません。

自分が正しいと信じる意見を言いたいだけだからです。

中谷さんは、自分の話を聞いてくれる人に力を注ぎ、そこに集中せよ、と教えているのです。

ネヘミヤの危機対処成功の秘訣も、実はそれと同じ所にありました。

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ネヘミヤ主導による城壁再建工事は完成に近づいて来ました。

敵は最初のうちは、嘲笑・威嚇でもって妨害していましたが、ここに至って謀略をめぐらし、ネヘミヤを無き者にしようと行動し始めました。

脅し、そして「共に相談しましょう」というおびき出し、預言者らを買収して偽預言を吹きこませる等、ネヘミヤが判断を一つでも間違えばその身に死の危険が迫る毎日でした。

彼は脅しに対抗して、「それは根も葉もない噂だ!」反論して相手を説き伏せようとはしませんでした。

工事を行うことに集中し、悪口を無視し、自分の行うべきことに向かいました。

そして我力で対抗することをせず、

「神よ、どうぞいまわたしの手を強めてください。」
(ネヘミヤ記6:9)

と祈る毎日を送ったのです。

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その結果、

「こうして城壁は五十二日を経て、エルルの月の二十五日に完成した」
(ネヘミヤ記6:15)

のです。

まさに

「悪しき者は追う人もないのに逃げる、正しい人はししのように勇ましい。」
(箴言28:1)

の言葉通りです。

私達が神の御心を行うとき、様々な妨害があっておかしくありません。

その時、人の言葉を恐れて、

「追う人もないのに逃げる」

などという事をしてはならないのです。

シャンと立って、やるべきことを続けること。

すると、工事開始から52日という短期間で城壁を完成させることができるのです。

もちろんそこには神の助けがあったからです。

神に信頼し、脅しに屈せずまっすぐに進む人は、神の最短距離を進むことができるのです。

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追う人もないのに逃げる一日を送るか、ししのように勇ましい一日を送るか。

それはあなたの決断にかかっています。

今日、確かな一日を送ろうと決心するスタートを切って行きましょう。

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