今日のみ言葉【No.1145】(2015年10月 2日)
主のつるぎよ、おまえはいつになれば静かになるのか。
(エレミヤ47:6)
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この時期、山形市内には急に外国人の顔を多く見るようになります。
2年に1度開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が間もなく始まるからです。
今年は124の国と地域から過去最多の1874本の作品の応募がありました。
ドキュメンタリーですからフィクションとは違います。
戦争や貧困などの厳しい環境下で生きる人々を撮った作品、女性の生き方に焦点を当てた作品等が多いのだそうです。
そのような現実を追った映画が、人々の心に何かを呼び起こし、やがてその問題を解決する動きに連なっていくことを祈りたくなってきます。
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エレミヤ書第47章は、ペリシテ人への裁きの預言です。
「ペリシテ」とは今の「パレスチナ」の語源です。
彼らは中東のパレスチナ地方に住んでいた人々で、古くからイスラエル人と敵対関係にあり、イスラエルを悩ます国でした。
ペリシテが勝つ時もあり、イスラエルが勝つ時もあり、という歴史が延々と繰り返されます。
常に彼らは「脅威」として存在し、イスラエルは気を抜くということができませんでした。
その彼らが、バビロンによって全く滅ぼされてしまうという預言がこの章でなされています。
しかも徹底的にです。
「主のつるぎよ、おまえはいつになれば静かになるのか。」
(エレミヤ47:6)
とエレミヤが「主のつるぎ」という言葉で表される「神による裁き」に対して問います。
その答えは、
「主がこれに命を下されたのだ、どうして静かにしておれようか。」
(エレミヤ47:7)
です。
今までペリシテをやっつけても、どこかで彼らは逃げ、力をため、反撃して来きました。
イスラエルがどんなに頑張っても、それは不十分な対処でしかなかったのです。
しかし、バビロン軍という形でやってきた「主のつるぎ」は、イスラエルができなかったことを、一分の隙もなく余さず行い、ペリシテを完全に滅亡させました。
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ここから汲み取れるメッセージは、戦争礼賛とかイスラエルが絶対的善だということではなく、神が成されるわざは完全だということです。
あれほどしつこく悩まされていたものが、神の時が来て、神の手によれば、
「滅ぼし尽し、…、ことごとく絶やす」
(エレミヤ47:4)
という結果になります。
あなたには、やってもやってもその努力が報われず、どんなに頑張っても解決しない課題がありますか?
それは神の御業をほめたたえるための序曲です。
次に続く神の本格的名演奏を聞く前の、ほんの僅かな時間に過ぎないのです。
そして、「神のなさるわざは素晴らしい」とほめたたえる長い時間が次に待っているのです。
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神の完全なわざに期待する今日の歩みとして参りましょう。
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