今日のみ言葉【No.1146】(2015年10月 3日)
われわれはモアブの高慢な事を聞いた
(エレミヤ48:29)
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お笑い芸人の千原せいじさんがテレビのドラマに出演することになりました。
持ち前の性格ですぐスタッフと親しくなり、2〜3日後には大きな顔で話していた時、コンコンとノックして
「すみません、お先に失礼させていただきます。」
と挨拶してきた人がいました。
せいじさんが
「なんや、俺より先に帰るんか?生意気やな〜。」
と言うと、
「すいません、今日は皆さんより先に帰らせていだきます。」
と頭を下げて出て行ったのが、俳優の渡辺謙さんでした。
大御所俳優ほど謙遜なものです。
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エレミヤ書第48章は、モアブの滅亡の預言です。
モアブ人はアブラハムの甥ロトの子孫ですから、イスラエルにとって全くの敵国という感覚はありません。
ルツ記の登場人物ルツもモアブの女でした。
地理的には死海とヨルダン川に阻まれ、長年、外敵の侵入から守られてきました。
これを神に感謝すればよかったのですが、モアブは偶像神を拝み、
「とりでと財宝とを頼みにした」
(エレミヤ48:7)
とあります。
軍事力と経済力という自分たちの力で国を平安に保っている、と思い込んだのです。
これが彼らの「高慢」が生まれる元となりました。
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高慢な人の特徴は、自分が高慢であることがわからないことです。
しかし、他人の高慢さはすぐ目につきます。
自分と同じものを持っている他人は、自分を映すスクリーンになっているからです。
映画のように自分の高慢な姿が「他者」というスクリーンに投影され、その醜い姿があからさまに見えるので、かき消したくなります。
これが相手への批判と否定という形で現れ、人間関係を壊すきっかけとなります。
ですから、自分が高慢な状態に陥っているかどうかをチェックする方法は、自分の周囲の人を見ることです。
「高慢な人ばかり。私はひどい環境に置かれている。」
と思う人は、大概その人自身も高慢です。
反対に、
「謙遜な人ばかりが集まって、私の高慢がゆるされている。」
と感じる場合は、あなた自身が謙遜だからそう思えるのです。
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自分の高慢さがはっきりしたら、それは神の愛の警告ですから、改めたら良いのです。
モアブは既に預言者イザヤの時代から
「われわれはモアブの高ぶりのことを聞いた」
(イザヤ16:6)
と指摘されていたにもかかわらず、エレミヤの時代までそれが続き、ついには滅びとなってしまいました。
モアブの二の舞いになってはいけません。心して、今、悔い改めましょう。
そのためには、自分が高慢であることを認めることが最初です。
イヤでも認めて下さい。
「これが自分か…」
と認めたくない気持ちが起こるものですが、それが正真正銘の自分なのですから、まず受け入れることです。
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次に、
「そういう自分ではダメだ。もっと謙遜にならなくては。」
という考えは採用しないと決心することです。
「そのような私をイエス様は受け入れて下さり、高慢の罪を十字架で身代わりに受けて下さった。」
と主イエスの赦しを信じ、自分をゆるしてあげることが第2番目の選択です。
自分を許したことのない方々は、自分をゆるすことが初めての体験なので戸惑われるようです。
お話を聞くと、以下のようなかなり極端な表現で強烈なブレーキをかけるようです。
「強制的にゆるす」
「手を抜く」
「のほほんと生きる」
こうでもしないと、今までの
「自分を打ちたたいて直して生きる」
という人生の方向を
「自分をゆるし、いたわる」
という全く異なる方向へとは向けられなかったのでしょう。
ご自分の感覚で、自分をゆるすことを体験していきましょう。
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最後に、結果は聖霊様にゆだねることです。
そして、聖霊の導きを求めながら、新しい生き方をしようと練習することです。
赤ちゃんは初めから歩くことはできませんが、何十・何百回と転びなら、ようやく立つようになり、その後も何十・何百回と転びなら、歩くことができるようになります。
古い生き方から新しい生き方へ転換するのですから、赤ちゃんと同じです。
しかし、赤ちゃんと同じように、私たちも新しいやり方を必ず獲得できるのです。
聖霊にすがりながら、赦しを体験していきましょう。
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あなたの一歩が祝福される一日となりますように…。
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