今日のみ言葉【No.1802】(2018年 7月14日)「 神の祝福を受けるための訓練『続ける』(7)」

あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。
(詩篇55:22)

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認知症は今や日本人の国民病となりつつあります。

65歳〜69歳、70歳〜74歳という具合に5年毎に区切っていくと、認知症になる人は2倍の割合で増加しているという調査結果が出ています。

つまり、60代後半では100人のうち1〜2名だったのが、次の5年間で3〜4名に増えます。

なんだ大したことないな、と思ってはいけません。

倍々ゲームと同じですから、90歳代に入ると二人に一人、つまり半数が認知症です。

この時代に入っても教会生活を続けるためにはどうしたらいいのか。

その答は意外な所にあるものです。

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神の祝福を受けるためには「続ける」という訓練が必要だという話を続けてきました。

最後に究極の継続法をご紹介してこの項を終わりにしたいと思います。

それは、ゆだねるということです。

つまり、「自分はもう続けることができない」と自分の限界を認めて、他者の力によって続けさせていただくことです。

「続けられないから、やめる」のではなく、「続けられないけど、続けさせていただく」という、一見矛盾した道が最後に残されているのです。

できません、と無力さを認めた人ほど続けられとは、神様が用意した不思議なパラドックスです。

「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる」
(詩篇55:22)

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先ほどの認知症を例にとると、料理・洗濯・車の運転を人まかせにすることです。

物忘れだけが認知症の症状ではありません。

段取りをする、という脳の機能が衰えますので、

「玉ねぎを切って、水にさらして、その前にジャガイモの皮を剥いておいて…」

ということができなくなります。

同様に、洗濯物を洗って、干して、たたんでタンスの中にしまう、という今まで当たり前に出来ていた動作が

「あれ、どうしてたんだっけ?」

といちいち思い出さなければならなくなります。

真っ直ぐ行って突き当りを右に曲がって、という道順が頭に浮かばなくなり、

「ここ、どこ?次、どう行ったらいいの?」

と道に迷い出します。

これら一切をゆだねると、生活が続きます。

たとえば、ヘルパーさんに料理を作ってもらうと、高血圧対策の減塩醤油を使った栄養十分でおいしい料理を食べさせていただく生活となります。

洗濯物でも、大半は人に委ねて、一部の自分ができるところだけさせてもらえばいいのです。

どこかに行く時は、誰かに一緒に行ってもらうようにと、行く方法をゆだねることを考えておきます。

そうすると続きます。

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続ける訓練の最後は、「手放す」「ゆだねる」ということです。

頑張ることではありません。

しかし、自分の無力さ、できない自分を認めることはつらいことです。

ですから、これは訓練なのです。

人生の早い段階で、ゆだねる訓練を施された人は幸いです。

そしてそれには遅すぎたということはありません。

今、持っているものを手放し、ハイと従うこと。

人生は最後の最後まで成長に限りはありません。

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ゆだねて、続ける。ゆだねて、続ける。ゆだねて、続ける…。

この訓練を全うする今日として参りましょう。

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