今日のみ言葉【No.1129】(2015年 9月11日)

見よ、わたしは主である、すべて命ある者の神である。わたしにできない事があろうか。
(エレミヤ32:27)

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月面の土地を扱う「地球外不動産会社」がアメリカにあります。

そこに頼むと月の土地の所有者になれるそうです。

ジョークとも詐欺とも取れそうですが、なかなか夢のある話です。

お金を出しても全く無意味そうに見えた土地を購入したのが今日のエレミヤです。

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ゼデキヤ王に捕らえられ、監禁されていたエレミヤのところに親戚がやってきて、彼の土地を買ってくれと頼みます。

どうやら先祖の土地を失ったので、買戻しの権利があるエレミヤに依頼しに来たようです。

しかし現状は全くそのようなことは無意味に見えました。

なぜなら、エレミヤ自身、イスラエル滅亡の預言が気に食わなかったゼデキヤ王に捕らえられ、自由がありません。

しかも、バビロニア軍は間近に迫ってエルサレムを包囲し、土地が敵の手に渡ることはほぼ確実な情勢です。

その中で、エレミヤは丁寧に土地購入の手続きをし、銀17シケルを支払って、実際に入手できるかどうかもわからない土地を買い戻しました。

これは、イスラエルの民がバビロン捕囚という神の裁きの後、必ず戻り、このように土地の売買をするようになるという回復の預言だったのです。

神は全能であり、ご自身の計画を進められる方であることをこの出来事を通して示されたのです。

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ロバート・シュラー牧師は、アメリカ、イリノイ州の農家の子として育ちました。

ある年、お父さんが種となるとうもろこしを一箱買ってきて、畑に植えました。

豊かな収穫を夢見たのですが、その年は異常な干ばつで、ほとんどのとうもろこしは枯れてしまいました。

土地を見捨てて、他の町に引っ越しする農家も現れました。

かき集められるだけのとうもろこしの粒を箱に入れても、やっと一箱。

しかし、その晩、夕食の時のお父さんの祈りがロバート少年の人生に大きな影響を与えました。

「神様、感謝します。私たちは何も失いませんでした。」

神のご計画の中にあって、それに従い、しかしその中で神の全能を疑わず、感謝する生き方。

来年もまた可能性を信じて取り組んでいこうとするお父さんの力強い生き方が、後のシュラー牧師の「可能思考」へと発展し、全米のみならず全世界に「できると信じる」生き方となって波及していったのです。

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「見よ、わたしは主である、すべて命ある者の神である。わたしにできない事があろうか。」
(エレミヤ32:27)

この御言葉を支えとし、全能の神がなさるご計画の中を、私たちもできると信じて歩んで参りましょう。

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