今日のみ言葉【No.1056】(2015年 6月 5日)

いにしえから定めた計画を真実をもって行われた
(イザヤ25:1)

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1904年(明治37年)に開戦した日露戦争で、日本は戦費を調達するために莫大な額の公債を発行しました。

当時の国家予算の5倍以上あったそうです。

首相・蔵相を務めた高橋是清が奔走し、諸外国に買ってもらうことに成功し、戦勝という形でこの戦争を終えました。

しかし債券という形で借金をしたわけですから、その返済が待っています。

驚くべきことなのか当然のことなのか、第2次世界大戦の敗戦による一時的中断以外、日本はこの公債の返済を続けました。

借金を払いきったのは、なんと1986年(昭和61年)です。

国と国の間の約束事とはこのような重大なことなのだと知りました。

約束を守ること。

神は国の信義以上に約束を守る忠実なお方です。

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イザヤ書第25章は、黙示形式で書かれています。

人間は通常、

過去 → 現在 → 未来

の流れで将来を思い描きます。

しかし、イスラエルの将来はなくなってしまいます。

国が滅んでしまうからです。

そこでイザヤは、未来のさらにその先の未来から現在に向かって語りかけています。

過去 ← 現在 ← … ← 未来の先の未来

「いにしえから定めた計画を真実をもって行われた」
(イザヤ25:1)

とは、人間の希望が絶たれ、可能性が何もなくなった状態でも命を失わない神のご計画の確かさを表しています。

「とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある。」
(申命記 33:27)

神の静かで深い確かさの上で、十字架による罪のゆるしを受け入れ、悔い改めて生きる時、私たちはこの永遠の腕によって上へ上へと持ち上げられていくのです。

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主への信頼を深め、確かさを実感する一日として参りましょう。

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