今日のみ言葉【No.996】(2015年 3月 5日)
あなたのなすべき事を主にゆだねよ、そうすれば、あなたの計るところは必ず成る。
(箴言16:3)
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飛行機の客室乗務員(CA)の方々のスーツケースは驚くほど小型です。
旅慣れている人は必要最低限の荷物が分かるのです。
その中に必ず入っていると言われるのがゴルフボールです。
これをちょっとした合間の時間に足裏でコロコロ転がします。
すると、足裏のツボが刺激されて、素早く疲労回復が出来るのだそうです。
忙しい中、常に笑顔でお客様に向かわなければならない方々の隠れた必需品です。
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人生のゴルフボールは、
「あなたのなすべき事を主にゆだねよ」
です。
山積みの問題を前にして、疲労困憊、倒れてしまう前に、なすべき事はいちいち神様にお委ねするのです。
そうすればどうなるのでしょう?
「あなたの計るところは必ず成る」
と聖書は約束しています。
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ただし神は、「アラジンと魔法のランプ」の物語のように、頼んだ願いを何でもかなえてくれる「しもべ」ではありません。
むしろ、神が「主」で人は「従」です。
おゆだねしたら、自分の思い通りに事が運べるのではなく、「主」となる神の指示に従って歩むようにしなければなりません。
「人は心に自分の道を考え計る、しかし、その歩みを導く者は主である。」
(箴言16:9)
神が右の道を選べと言われたら、
「右のほうは暗くて危なそうだな。左側の道の方が広くて明るそうだから、そっちを行った方が正解なのでは…」
と思っても、右側を選ぶのです。
左を選んでしまったら、そこから先は全部自分の判断と力で処理しなければなりません。
右側の暗い道だからこそ、神は
「その歩みを導く」
と保証してくださるのです。
そしてその先に、
「あなたの計るところは必ず成る」
というゴールが待っているのです。
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おそば屋さんのAさんは長年ご主人の救いのために祈ってきました。
しかし彼女の夫は寺の次男で、手強いことは折り紙つき。
子供の時から寺の修行で鍛えたこともあり、店の掃除をさせればクリスチャンの妻よりピカピカに磨き上げ、仕事も営業も言うことがありません。
そして、妻のAさんが教会に行くことを禁じているわけでもなく、
「俺は行かない。お前だけ行って来い」
と快く送り出して下さるご主人です。
Aさんは集会や講演会に誘ったり、牧師や教会関係者をお店にお客さんとしてきてもらい…、等々の策をめぐらし、なんとか洗礼へ導こうと涙ぐましい努力をしました。
しかし、ある時からそれをやめました。
あきらめてしまったのではありません。
「救いは霊的なこと。人間的策略は捨てて、神様におゆだねしよう」
と決心なさったのです。
あれほど「教会に行こう」と誘っていた奥様が、ピタリと言うのをやめました。
しかし心の中では毎日
「神様、あなたにお委ねいたします」
と祈り、夫に口出ししたくなる誘惑とずっと戦い続けていたのです。
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やがてしばらくしてから、ご主人が
「俺でも洗礼受けられるのかなあ…」
とポツッと漏らすではありませんか。
自分に厳しい人ほど、自分の至らなさ、罪の深さを自覚しているものです。
その自分のありのままの姿、罪人の姿で来なさい、ゆるしを与える、というイエス様の福音が彼の心の中に染み渡ってきたのです。
Aさんのご主人はそこに安らぎを感じ、今までにないリラックスした思いを体験しました。
これが彼にとっての一つの神体験となり、自分から「洗礼を受ける」と申し出られました。
今は一番お客様が来るはずの日曜日を神様にお捧げして、つまり、日曜を定休日と変更して、夫婦揃って礼拝に出席しておられます。
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なすべき事を主にゆだね、神の導きに従って行きましょう。
その先にある祝福のゴールを目指して、今日も一歩を踏み出して参りましょう。
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